安倍政権になって日本地位の最も重要な学術環境が急速に劣化。

現在、歴代のノーベル賞受賞者が、資源の無い日本の資産を生み出す教育、研究環境が急速に他国に遅れ出していると警告している。その理由は、安倍首相という、学究という概念、考えが薄いトップが歴代最長の政権を担っているからと思っている。ひたすら、軍事力を増強しようとしている。外交の安倍と言いながら、ひたすら関係を悪化させている。外交機能が全く機能していない。ロシアとの北方領土の話もベドジェーネフ首相の北方領土訪問で完全に後退した。韓国との軋轢も山本太郎に言わせれば子供の対応と言われている。

なぜ、こんな前文を書いたかというと、資源を持たない日本が何故ここまで発展してきたかは、教育により優秀な人材を育ててきたからだ。特に、工業、医学、理学の学際的な技術力の結晶であった。それが今や、国の見識の不足で、軍事費には兆円レベルで増大させているが、大学等の研究には逆に予算を削って来ている。これは正に、こんな世界と無縁、無関心の安倍という人物がのさばっているからと思っている。

ノーベル賞受賞者の野依氏は大学院教育に「憲法の精神が守られていない」と述べている。大学の研究環境が急速に悪化しているからだ。特に博士課程に行っても就職先では逆に門戸が狭まる始末である。博士課程を修了し、そのまま大学で研究をするポストドクターの予算も他の国と較べて少ない。研究論文の引用数は、2003-2005年には、1.米国、2.日本、3.ドイツ、4.中国が、2013-2015年には1.米国、2.中国、3.ドイツ、4.日本と低下している。安倍のような政権が続けば、さらに低下するのは目に見えている。

日本の経済は、上記の教育、研究土壌(基盤、基礎)の上に成り立っていた。その基盤が揺らいできている。大学では博士を取っても就職先が無いとは誠に悲しい状況である。「足の裏の米粒」という自虐的な言葉がある。「取らなければ気持ちがわるいが、とっても食べられない」という意味だ。こんな風潮は打破しなければならない。こんな風潮は、国のトップの掛け声一言で変えることが出来る。軍事国会ではなく、学術立国と言えば世の中がらりと変わる。負の遺産をひたすら作り続けている原発国家からドイツのように再生エネルギー国家と言えばガラリと変わる。

もうそろそろ、そういう世の中にしなければならないのだ。そう思わないですか?そうおもいなら、それを変えてくれる政権を選ぶしかないのです。



ノーベル賞・野依さん、大学院教育に「憲法の精神が守られていない」

日本の大学院教育について「憲法の精神が全く守られていない」と危機感を示した野依良治・科学技術振興機構研究開発戦略センター長=東京都千代田区で2019年7月24日、竹内紀臣撮影
 日本の大学院が不人気だ。大学院(修士課程・博士課程)に通う学生数は2011年の25万759人をピークに減り、最近は23万人台が続く。特に、修士課程から博士課程への進学者が大幅減、博士課程で定員割れが相次いでいる。米国や英国など研究開発費が多い国のうち、日本だけが人口当たりの博士号取得者が減る傾向にあるとの調査結果も明らかになった。若者にとって研究者が魅力的な進路ではなくなっているといえる。

第1部 博士/4 「足の裏の米粒」と皮肉 企業が敬遠、就職先少なく /京都
https://mainichi.jp/articles/20190806/ddl/k26/040/434000c
毎日新聞2019年8月6日

 「結婚や将来のことを考えると、就職しかなかった」。京都大の文系の修士課程2年の男子院生は学者を志して一度は博士課程進学を検討したが、同じ研究室の先輩が経済的に困窮したり、論文を出せずに疲弊する現実を目の当たりにし、かじを切った。「理系と違い、文系の院生はせいぜい統計の技術があるぐらいで、学部生と変わりはない。同じ技能なら若い方が有利。博士まで進んでしまうと、後戻りができなくなる」
 博士号はいつからか「足の裏の米粒」と表現されるようになった。意味するところは「取らなければ気持ちがわるいが、とっても食べられない」。


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