米国には司法の独立精神が残っているが、日本は政治行政の下に司法が在るようだ。

米国の大統領は、日本の首相より権力がある。なぜなら、大統領は直接国民が選ぶからだ。首相は、最大与党の中から議員らが選ぶ。国民が不本意に思っている人物も首相になってしまう。

絶対的な権力を持つ大統領だと思っていると、以下の記事のように大統領令により、「聖域都市(サンクチュアリ・シティー)」と呼ばれる自治体に対し、補助金停止を打ち出した1月の大統領令について、その効力を一時差し止めを決めた。それも連邦地裁がである。

これを見て、何のかんの言っても、米国は3権分立が未だに健全に残っていると思った。

原発訴訟にしろ、沖縄基地訴訟にしろ、今の日本の司法は、政府が決めた方針にNOを言わない。地裁でNOと言っても、上位裁判所になる程、お上の意向に沿った判決しか出ない。

それは当然の帰結で、裁判官の人事を決めるのは、内閣が選任する最高裁判所事務総局で決められるからだ。当然、政治信条が政府寄りの裁判官が上位裁判所に配属される。最高裁判所判事はその最たるものである。

そう思っていたら、東京新聞に泥に塗れた裁判所にも、一輪の蓮の花が咲いていたという記事が載っていた。「無罪」裁判官の気骨とある。きっと、こういう裁判官が原発、裁判を担当すれば、政府の政策を忖度した判決は出さないと思いたい。

6割近い国民が原発再稼働反対、6割近い県民が辺野古基地移転反対の裁判で、行政べったりの判決しか出ない日本には、司法の独立性はないとしか思われない。


「無罪」裁判官の気骨
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017042602000133.html
2017年4月26日

 二〇一〇年まで東京高裁の部総括判事をつとめ定年退官した原田国男さんは高裁時代、二十件以上の逆転無罪判決を出している。
 これは異例のことだ。裁判官の世界では無罪判決を続出させたりすると、出世に影響するとか、転勤させられたりするとか、まことしやかにささやかれているからだ。
 最近、原田さんが著した「裁判の非情と人情」(岩波新書)にこう書いている。
 <私の経験でも、無罪という結論に至ったときは、一種の喜びを感じこそすれ、無罪にしたら出世に響くから、有罪にしようなどとは思いもしない。それでは、裁判官が犯罪者に転落することになる。この種の無罪にするには勇気がいるといった議論は、ためにするものである>


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