読売新聞の愚社説:原発廃炉の人材教育ためのモチベーション維持に新炉も作れという

読売新聞は、マスコミの中でも特異なマスコミである。今や、完全に安倍政権の政策の推進広報を担当している。特に、マスコミの中でも原発への肩入れ様は特異である。これが、公共公平なマスコミの主張として信じがたい。

今日の原発関係の社説を読んで、世の中の進むべき道を説く会社が、これほど無責任で愚かな社説を出すことが不思議でならない。

原子力人材育成が、これからの廃炉の技術開発に必要だという。これは、私もそう思っている。これから、全国各地で廃炉を迎える原発が増える。その処理期間は一声、50年は下らないと思われる。

この廃炉処理は、人類として原発を作った世代の責任において、負の負担を未来に残さないために必ずやらなければならない。全世界各地を含めれば、その原発の数は膨大である。不幸にして、福島原発の事故は、廃炉するための最も難しい技術開発が伴う。ここでの廃炉技術は、ノウハウを含めて、廃炉技術は貴重な技術となり、世界の廃炉処理にも使える。

しかし、この社説では、廃炉開発、廃炉事業だけでは、そこに働く人のモチベーションが湧かないから、新原発の開発も教育の中に加えよという。このような考えの人は、会社には一人ぐらいはいるかもしれないが、読売社の総意として、こんなことを本気で書いていることが、私には狂気としか思えない。

今、廃棄処理した高濃度廃棄物や使用済み核燃料の中間貯蔵所は決まらず、各地でたらい回しに会っている。況や最終貯蔵所などは、今後どこかに決まるかの目処も立っていない。

そんな中、教育のモチベーション維持に新設の原発を作る必要があると言う。廃炉のために、それほど心配して言うなら、真っ先に読売は、最終処分場が何故決まらないか述べてみよ。また、これほど言うなら、読売が最終処分場を市町村が受け入れることの出来る説得性のあるロジックを述べてみろと言いたい。それを出来ずして、こんな偉そうなことは書けないはずである。新炉のことを心配すなら、まず、自宅にトイレとなる最終処分場を心配しろ。

原子力人材育成 原発政策に新増設も加えよ
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20141229-OYT1T50106.html
2014年12月30日 01時12分
 原子力発電所を円滑に利用していくには、技術の継承が不可欠だ。
 原子炉の新増設ができないままでは、訓練や活躍の場が確保できず、有能な人材は育たない。
 経済産業省の有識者会議「原子力小委員会」が、原子力政策に関する中間報告書をまとめた。
 委員会では、「新増設の必要性を明記すべきだ」などの声が相次いだが、報告書は、そうした意見を紹介するにとどめ、新増設の方針を打ち出さなかった。中途半端な内容と言わざるを得ない。
 一方で、報告書は、新増設を行わない場合の弊害を挙げた。
 米国の例を挙げ、「スリーマイル島原発事故以来、新増設を行わなかった結果、技術・人材が失われた」と指摘した。これにより、「製造技術だけでなく、原子炉のメンテナンスも、我が国に依存せざるを得なくなった」という。
 原発がエネルギーの安定供給、地球温暖化対策に貢献するとも明記した。新興国では電力需要の急増に対応して原発新設が活況で、日本の技術に対する期待は大きいことも強調している。
 こうした点を踏まえれば、政府は原発の新増設、建て替えへと歩を進め、資金支援制度など必要な施策を示すことが肝要である。
 東京電力福島第一原発事故後、原子力分野へと進む若者は減っている。電力会社や原発関連企業も採用を絞り込んでいる。政府が明確な方針を示していないため、将来を展望できないからだろう。
 東大や東工大、東北大など原子力研究の拠点大学が、文部科学省の補助を受け、今秋、福島第一原発の廃炉に必要な人材の育成に乗り出した。来年度からは、参加大学が増える見通しだ。
 だが、廃炉現場で働くだけが目的では、有能な人材がどれほど集まるだろうか。福島第一原発の廃炉作業を担う人材さえ確保できない恐れがある。
 福島第一原発では今月、4号機の燃料プールから燃料を取り出す作業が終了したが、これからの道のりはなお険しい。
 1~3号機は汚染が激しい。4号機以上の困難が予想される。政府と東電の計画では、廃炉完了までに30~40年かかる。
 強い放射線にも耐えられるロボット技術や、放射能汚染除去の新手法を開発せねばならない。
 福島第一原発事故の教訓を生かし、安全性を大幅に向上させた新型の原発を建設することで、産官学に幅広い人材を育てる。そうした原子力政策を確立すべきだ。




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この記事へのコメント

2015年01月03日 23:42
「安全性を大幅に向上させた新型の原発を建設することで」云々。
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これこそ妄想ではないか?(トホホ)
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それより廃炉にするにも外部電源は必要であるから、
1)地震があっても
2)津波があっても
3)台風があっても
4)火山灰ば降っても
5)放射線が強くても
稼働できる太陽光発電設備を原子力発電所内に設置して、クリーンエネルギーで廃炉に向かうような
ハイブリッドな技術を開発すべきでは?
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しかし一声「人材」といっても知識や経験がなければ「廃炉」の手順も設計できないのだから大学で育成する人材は10年・20年後の後継者ではないのか?
しかも大学で「廃炉」用の実験炉を持たねばならないとか?
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まあ廃炉のための「ロボット技術」は最重要項目と言えるが、そう言っておきながら「新型の原発」というのは支離滅裂な展開ではないのか?(怒)

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