原発に関する地方裁判の判決は、庶民感覚が反映された真っ当な判決が続いている。

大飯原発差し止め判決に次いで、再び真っ当な判決が出た。福島原発の爆発によって故郷を奪われ、うつ病で自殺した女性の遺族が起こした裁判において、原発との因果関係を認め、東電に賠償を命じる判決を下した。最近、公平・不偏不党を旨とする検察、裁判所が、世の中の規範を崩すような行為を行っているので、庶民感覚に沿った判決を見ると救われる思いがする。

この裁判については、ニュースステーションで取り上げていた。この裁判で東電側の弁護士たちは、焼身自殺したのは、渡辺さんの「個体側の脆弱性」のためであり、同じ境遇の大部分の人は「脆弱」ではなく、うつ病にもならず自殺もしないと主張したと聞いた時は、同じ弁護するにしても言い方があるだろう思った。

「個体の脆弱性」という言い方は、まるで人間が「コンクリート」のような「物」扱いである。人間、千差万別である。精神的に強い人も弱い人もいる。偶々、東電の対応が余りに理不尽ということで裁判を起こしたが、裁判をしたくても出来ない「個体(血の通った人)」もたくさんいるはずである。そもそも、こんな原発事故がなければ、焼身自殺という抗議を表す死を選ぶ必要はなかった。睡眠薬で十分である。

東電はこの判決を受けて抗告するのであろうか?この判決を受けて、裁判予備軍を勢いづけないために抗告するかもしれない。

しかし、東電が抗告したなら、益々東電の無慈悲さがより一層浮かび上がることになる。「人」を「物」扱いする東電を。この判決で東電が事故を起こしたことが人の自殺を誘因したとする判決だされたので、現在検察審査会で議論されている、東電幹部の起訴の判断に強く影響すると思われる。

原発避難「うつで自殺」 東電に賠償命令 福島地裁

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082690143541.html

 二〇一一年七月、東京電力福島第一原発事故で避難していた福島県川俣町山木屋地区の渡辺はま子さん=当時(58)=が自殺したのは「避難生活で精神的に追い詰められ、うつ状態になったため」として、遺族が東電に計約九千百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福島地裁(潮見直之裁判長)は二十六日、東電に約四千九百万円を賠償するよう命じた。

 東電によると、原発事故が原因で自殺したとして東電に賠償を求めた訴訟で、初の判決。夫の幹夫さん(64)ら四人が訴えた。

 訴状によると、一一年三月十一日の原発事故で、山木屋地区は四月二十二日、政府による計画的避難区域になった。はま子さんは六月、幹夫さんら家族とともに福島市内のアパートに避難。一時帰宅していた七月一日、自宅敷地内で焼身自殺した。

 避難後、顔色が悪くなって食欲がなくなり「生きているうちに戻ることができるだろうか」などと話すようになったといい、原告側は「自宅に戻る見込みが立たず、勤めていた養鶏場も閉鎖され、精神状態が悪化した」と主張した。

 東電は「原発事故で強い心理的負担が生じたことは認めるが事故前から睡眠障害で薬を飲んでおり、原発事故以外の原因を考慮するべきだ」として争っていた。



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この記事へのコメント

2014年08月27日 21:46
消費税「再」増税反対!
TPP反対!
特別秘密保護法反対!
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オスプレイ不要!
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空母型護衛艦不要!
強襲揚陸艦不要!
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人殺しの兵器でなく、人を助ける「災害救助」の装備を増強すべき!


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