国会が始まった。自民の老獪・狡猾さが目立つ。維新は一体どこが維新なのか?

今日から安倍内閣からの各党の代表質問が始まった。この代表質問は予め質問内容が内閣に伝えられ、その質問に対して揚げ足を取られないように上手に作文され、お互い言いっぱなしで一種の儀式のようなものである。

この中で、自民党の高村議員が代表質問に立ったが、冒頭の言い方が非常に印象に残った。高村氏は自民党が240以上の議席を取ったが、比例区の割合はそれほど多くない。国民は、自民党を絶対的に信頼して政権を任せた訳ではなく、各党と較べて相対的に少しばかり良かっただけで、決して奢らず着実に公約を実現していかなければならないと述べた。

これを聞いて、自民党は参院選挙までは細心の注意を払って 、国民から無用な反発を買わないように、静かに静かに、しかし政策が上手く行っていることを国民に印象付けようとしている。従って、原発、消費税についても、どっちつかずの玉虫色の発言に終始するだろう。TPPの問題も、渡米までに参加時期などを決めてから行くと述べたが、党内、国民内にも双方異論があるものは封印する答弁であった。実に巧妙でずる賢い運営を行っている。

この辺が50年間政権運営してきた長年の伝統というものである。与党経験の全くない民主党の鳩山、菅、野田各首相の底の浅さを露呈している。自民党の中では、決して民主党が小沢氏に対して行ったような処遇などはしなかっただろう。まるで中学校のいじめのようやり方であった。

代表質問の中でもう一つ印象に残ったのが維新の平沼議員の質問であった。全体的に安倍内閣を持ち上げた論調であった。質問の中核は憲法改正と自衛隊の防衛力増強、天皇家の話であった。維新の一番の売りは、官僚組織の改革ではなかったのではないか?そんな話は一言も出てこない。出て来ないのは石原グループが合体したときからわかりきったことである。平沼氏の憲法改正などの話を聞いていると、自民党より古色蒼然とした超右翼政党の話を聞いているようで、どこが維新なのか全くわからない。

国民はうまく橋下氏の口先に騙されたとしか言いようがない。平沼氏が憲法改正を読み上げている時、ときどき維新の議席が映し出されていたが、民主党から移った松野議員が手を叩いて喜んでいる姿を見せられて、小沢氏が与党にした民主党の底の浅さにほとほと愛想が尽きてしまった。

明日(31日)の1時から、生活の鈴木幹事長が代表質問に立つ。原発の話が出て来るだろうが、安倍氏がどう答えるか聞いてみたい。しかし、どっちつかずの玉虫色の答弁しかしないだろう。全ては参議院選挙後のお楽しみと思って、忍の一字でやり過ごそうとしている。

しかし、それをさせては後の祭りである。国民は騙されるなと言いたい。


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この記事へのコメント

2013年01月31日 04:59
ちょっと良く分からなくなってきているのですが、小沢代表は明確に「改憲派」です。
小沢代表のHPにも「憲法改正論」として堂々と論じています。
http://www.ozawa-ichiro.jp/policy/04.htm

してみると、自民も維新も生活の党も、「憲法改正」という一面だけで見ると同じ立場ということになります。
「今のままの憲法ではいけない」
という認識では一致しているということです。

特に9条の改憲案については、自民党の改憲案も、小沢代表の改憲案も、ほとんど同じと私には読みとれます。
自民党の改憲案(PDFです)
http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf

この点、実は違いがあるのでしょうか?
「読めばわかるじゃん」
と思うかもしれませんが、頑張って読んでも私には違いが良くわかりませんでした。
おそらく、多くの一般市民の方々もそういう認識なのではないのかなと想像しています。
もし、違いがあるのならば、その違いを教えていただけたらと思いますが…違いがあまりないのであれば、ここは是々非々で協力ポイントなのかなとも思います。
2013年01月31日 08:27
Elsewherさん よく調べましたね。小沢さんのことを書き出したのは、民主党政権が発足した当たりで、特に陸山会事件からですので、13年前の自由党時代に、どのような時代背景でこういう話をしていたかは全く知りません。どのような意図で書いたのかも、小沢研究者でないので知りません。ただ、最近は小沢氏から改憲の話は聞いたこと、見たこともありません。憲法改正と言っても、いろいろなレベルがあると思います。詳しいことは直接小沢事務所に聞いて頂きたいですが、以前小沢さんは、海外に自衛隊を出すにしても、国連軍の名の下での活動が望ましいと述べていたことを聞いたことがあります。また、日米同盟についても、おんぶにだっこ状態だから、米国の言いなりなっているとも言っています。引用論文も自衛権の明確化のように読めます。アルジェリア人質事件で、自民党が人質救済のため自衛隊が武器をもって派遣出来るように憲法を改正したいと言っていることを批判しています。すくなくとも、生活のマニュフェストには憲法改正は書かれていません。また他の議員からも聞いたことはありません。安倍氏や石原氏が唱えている憲法改正の趣旨とは異なると思っています。 より詳細な疑問の点は小沢事務所に問い合わせてください。
2013年01月31日 11:31
段々右に傾いてきた我らのニッポン。

昨日の日刊ゲンダイではファシズムならぬ
「ハシズム」
と言っていた(笑)。
---
そのうち自衛隊が「国防軍」に、
天皇陛下が「国家元首」になりそうだ(トホホ)。
2013年01月31日 17:33
かっちさん、丁寧なお答えありがとうございます。
私ももちろん小沢研究者ではないので、自分なりに調べながら考えている途中です。
「普通、政治家の主張を知りたければまずその政治家のホームページ(HP)を見るのがいいのかな」
と思い、小沢代表のHPを見てみたわけです。

さて、石原氏のことをあまりよく知らず
「前東京都知事で、昔は作家だった人」
くらいの認識の人は、表向きの美辞麗句をその通りに受け取ることも多いでしょう。
しかし石原氏の以前からの主張を知っている人は、維新の会の主張の裏に隠された本当の意図が透けて見えてきます。

自民党も同じです。
都合の悪いことには触れずに黙っておとなしくしているが、
「黙って喋らないでいる『そのこと』が、実は本当の狙いなのだ」
との鋭い指摘をかっちさんはしているのだと思います。
大切なのは、その人が今までどのような主張をしてきたのか? ということです。
(もちろん、その人が今現在はどのような主張をしているのか? ということも大事ですが)
かっちさんは
「その政党が口をつぐんでいるところにも、重要なものはある」
という趣旨のことをおっしゃっているのだと思います。

小沢代表はHPで改憲が必要、天皇は日本の国家元首だと明確に断言しています。生活の党は何も言っていません。
では小沢氏は今はどう考えているのか、それを小沢事務所に確認してみて、結果を報告しますね。

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