4月20日 小沢政経フォーラムで、BS報道局長鈴木哲夫氏が「民主主義の原点」を語る(後編)

副題:小沢氏の「自立」と「民主主義の原点」

昨日は、タイトルの前編を紹介した。今日はその後半分を紹介したいと思う。以下に書くことは、鈴木氏が述べたことの完全な書き起こしではないことを断っておきたい。ここでは、小沢氏の日頃述べている「自立」について、鈴木氏の鋭い解釈がなされている。

(以下鈴木氏講演)
鈴木氏は、小沢一郎という政治家を見るとき、自立というのがキーワードであると思っていると述べた。自立というのはどういうことか?自立と言えば、自分で努力すると考える人もいるだろう。鈴木氏は、その例として以下の例を示した。

甲子園での高校野球の試合のとき、9回裏2アウト、もう1アウトとればゲームが終わるが打たれたら逆転、という場面。その時、例えばセンターに打球が飛んで、そのセンターが緊張してフライをエラーして逆転されてしまった。

その場合、当然エラーした選手は打ちひしがれる。しかし、そこに他の選手が集まり気にするな、お前はよくやったとう光景が普通である。これを、感動的なシーンと思うかもしれないが、鈴木氏はそれは違うと言う。なぜなら、そのセンターは何十人、何百人の選手の中から選ばれた選手であるからだ。

だから、そこを守る責任と人一倍の努力が必要で、そのセンターは絶対にとらなければならない責任があるという。鈴木氏自身は甘い人間であると断りつつ、この慰めることが本当のチームワークと言えるのか?と問う。それはちがうと言う。「君の仕事はフライを取ることだ」と言って、そのセンターも「もう一度チャンスをくれ、今度は必ず取る」と言うのが本当の自立した姿だという。お互いに傷をなめ合うのがチームワークではなく、厳しいが各自が自分の責任を果たすのが、自立だと思うと述べた。こういう自立した選手が9人いるから強いのであって、単に慰めるのは傷のなめあいであると述べた。

鈴木氏は、小沢さんが言っている「自立」というのは、前述したことなんだろうと思っていると言う。小沢さんを取材して調べた限り、「ああしろ」、「こうしろ」とは言わない。「自立」ということは非常に厳しいが、政治家に求められるのは、その「自立」であると考えている。この「自立」した政治家が、50,60,70人集まれば、これほど強いものない。自分は小沢新党を言うときいつも70名と書いているが、と述べた。自立した政治家が集まればこれほど強いものはないと言う。

しかし、自分を含めて全て強い人ばかりでない。民主党1年生議員に取材すると、小沢先生は何も言ってくれないと言う。「お前、自分で考えろ」という雰囲気だそうである。そうなると、小沢さんのことがわからなくなる。その結果、小沢さんから離れる人が出てくる。小沢さんに嫌われたと思い離れていく人もいる。実際に他の政党に袂を分かった議員もいた。マスコミの記者の中にもそういう人がたくさんいるはずである。しかし、取材して見ていると「自立」している議員は小沢さんに付いて行っていることがわかる。

もう一つ、小沢さんは、国民一人一人の声を聴けと議員に言っている。川上から川下の声を、辻立ちして聞けと言っている。若い政治家の中には、これを選挙の手段と思っている人がいると言う。つまり、票を取るためにやっている人が多い。鈴木氏は、これは一理あるが、本質は違うと言う。

鈴木氏は東日本大震災の被災地における取材で、そこで活動している政治家の例を紹介した。取材をしてみると、被災地に入って被災者一人一人の声を聴いている議員とやっていない議員がいると述べた。一人一人の声を聞いている議員も、最初は何をやっていいかわからないが、それを地道にやればやるべきことが見えてくるという。20万人の被災者がいれば、20万通りの被害がある。ジャーナリズムの取材も同じである。自分も後輩記者に、日本には1億3千万人のニュースがあると言っている。

それら一人一人に聞いていけば、自ずとその共通項として自分がなすべき政策、行動が見えてくる。国民一人一人の声を聴くことが、「民主主義の原点」である。田中角栄も、小沢一郎も一人一人の話を聞けと言っている。実は、これは選挙の手段ではなくて、「民主主義の原点」なのである。今の政権はどうなのか?原発、復興について、そこまでやっている人がいるかわからない(暗にいない)。

「政治主導」ということがよく言われるが、「政治主導」ということはどういうことか?

「政治主導」というと、官僚が悪い、官僚をやっつけなければならないとか、官僚バッシングすればいいと思っている人も多い。被災地に入って取材してみると、今の内閣、執行部は「政治主導」を放棄してしまったと感じている。

その例として、ある取材を紹介した。今進めている高台移転は移転までに5年も掛る場合があり、また、元いた場所で商売をしたいという人もいる。住民の案として、1階から3階までが商店で、その上が居住区とした高層住宅を建てることが提案された。津波が来ても商店が潰れるだけという案を提案したら、 国交省に一発でダメと言われた。

その理由は、商店が入ると住宅ではないのだという。法律、規制から補助出来ないという。商店部分を吹き抜けにして露店ならOKと言われたという。こんな融通性のない事例は。今被災地には五万と発生しているという。

しかし、鈴木氏は、これは官僚が悪いのではなく、官僚は法律、規制の中で忠実に仕事をしているのであるという。これを変えるには、政治家が官僚に、俺が責任を持つから、法律を少し無視してでもやれと言わなければ出来ないという。これこそが「政治主導」である。「政治主導」とは、官僚が悪いということではなくて、政治家が責任を取って決めるということである。

今の被災地を見ると、全くそれが出来ていない。今の民主党執行部、内閣は、政治主導の本当の意味を分かっていない。小沢さんと番組で話したときは、それは政治が決めることだと話していた。別に官僚を敵に回してどうのこうのというものではない。責任を取ると言って、オーバールールして決めることである。

被災地の自民党議員に取材したとき、誰が復興大臣に良いかと聞くと、自民党の議員でありながら小沢氏の名を挙げたそうで、びっくりしたと述べた。その理由を聞くと、小沢さんならオーバールールで物事決めてくれるだろうということであった。

「民主主義の原点」を考えるとき、小沢一郎が言っている言葉を出来る限りシンプルに読み取ると、本質が見えてくると今でも思っている。小沢氏を好きだ嫌いだの次元ではなくて、フラットに全ての国民が小沢一郎の言葉の意味を考えると、そこから政治が大きく変わっていくと述べた。

(以上講演)

出来るだけ鈴木氏の話した内容を要約して書いたが、小沢氏の本質を見事に言い表している。

小沢氏の「自立」の話は、政治家だけに求めたものではない。悪い政治は政治家だけでなく、国民のせいとも言う。国民にも「自立」を求める。国民もマスコミなどに惑わされないことが必要である。それを補完するのがネットである。日本の政治家の中で、ネット社会の中で小沢氏ほど支援記事の多い政治家はいない。

4月26日にどんな判決が出ても、マスコミがあくまで小沢氏の虚像を喧伝し、司法も不当なら、ネット社会はあくまで「自立」して「民主主義の原点」を取り戻さなければならない。



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