朝日新聞社説に見る異様な論調は何を意味するのか?

朝日新聞は随分長く購読していたが、昨年夏の政権交代後暫くしてから、各紙と共に鳩山・小沢政権に対して批判的になり、お金を出してまで不愉快極まりない文章を読まされるのに辟易して数カ月前に購読を止め地方紙に替えた。

この地方紙も社主が自民党国会議員の縁者であるのでやはり民主党には厳しい、特に小沢氏には批判的であるが、朝日新聞よりはるかに真っ当である。これは昨日の本ブログでも江川紹子氏の意見を紹介したが、相反する意見を対等に掲載して判断は読者に任せていることである。マスコミの使命はそれでいい。

朝日新聞は学生時代から読んでいるが、比較的革新寄りで、ある意味最も良識的な新聞と思っていた。特に社の顔である社説はあまりどこにも偏らず比較的公平で格調も高い文章を書いていた。

しかし、最近の朝日新聞は何かタガが外れたような論調が目立つ。天声人語も格調ある名文が書かれ、幾度となく大学入試に使われ、高校生は必ず目を通しておく必要があった。

しかし本来政治ネタは扱わない天声人語もどこかのネットウヨブログ記事のような民主党批判を繰り広げるまでに至っている。何か社の方針で天声人語まで動員して書かされているとしか思えない。落ちるところまで落ちた感じだ。

多くのネットブログで指摘されているが、このような論調になったのは朝日新聞の今の船橋洋一主筆に代わってからと言われている。当然、野中氏、平野氏、鈴木宗男氏が言っているように官房機密費が話題になっているころの幹部クラスの年代である。

朝日新聞は、2010年8月21日(土)付の社説で

『民主党代表選―なんのために戦うのか』と題して掲載した。
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
 この人たちはいったい何をやっているのか――。少なからぬ有権者があきれているに違いない。
 9月1日の民主党代表選告示に向け、党内各グループの駆け引きが激しくなってきた。困難な時代のかじ取りを担う指導者選びだというのに、あまりに内向きな主導権争いである。(以下省略)


上記に対して、『朝日新聞よ、こんな社説しか出せないのならもうおしまいだ!http://31634308.at.webry.info/201008/article_20.html』と題して私の意見を述べた。この記事は、多くのブログの中から選択された政治ブログ記事が紹介されている「阿修羅」にも紹介され、多くの方に読んで頂いた。

今回また朝日新聞から、小沢氏の出馬が決定的になってから、上記の社説から一歩も二歩も踏み出した社説?というかどこかのブログ記事並みの社説が出てきて、ネットブログ界でひんしゅくを買っている。以下がそれであるが、名は体を現わすと言うが、読まなくても書いている内容が分かる。

小沢氏出馬へ―あいた口がふさがらない
http://www.asahi.com/paper/editorial20100827.html#Edit1
どうしてここまで民意とかけはなれたことができるのか。多くの国民が、あぜんとしているに違いない。
 民主党の小沢一郎前幹事長が、党代表選に立候補する意向を表明した。
 政治とカネの問題で「責任を痛感した」と、幹事長を辞して3カ月もたっていない。この間、小沢氏は問題にけじめをつけたのか。答えは否である。
 いまだ国会で説明もせず、検察審査会で起訴相当の議決を受け、2度目の議決を待つ立場にある。
 鳩山由紀夫前首相にも、あきれる。小沢氏率いる自由党との合併の経緯から、この代表選で小沢氏を支持することが「大義だ」と語った。「互いに責めを果たす」とダブル辞任したことを、もう忘れたのか。
 二人のこのありさまは非常識を通り越して、こっけいですらある。
 民主党代表はすなわち首相である。党内の多数派工作に成功し、「小沢政権」が誕生しても、世論の支持のない政権運営は困難を極めるだろう。
 党内でさえ視線は厳しい。憲法の規定で、国務大臣は在任中、首相が同意しない限り訴追されない。このため「起訴逃れ」を狙った立候補ではないかという批判が出るほどだ。政治とカネの問題をあいまいにしたままでは、国会運営も行き詰まるに違いない。
 より重大な問題も指摘しなければならない。
 自民党は小泉政権後、総選挙を経ずに1年交代で首相を3人も取りかえた。それを厳しく批判して政権交代に結びつけたのは、民主党である。
 今回、もし小沢首相が誕生すれば、わずか約1年で3人目の首相となる。「政権たらい回し」批判はいよいよ民主党に跳ね返ってくるだろう。より悪質なのはどちらか。有権者にどう申し開きをするのか。
 それとも小沢氏は代表選に勝っても負けても、党分裂といった荒業もいとわずに大がかりな政界再編を仕掛けようとしているのだろうか。 (以下省略)


この社説は、これから代表選挙が始まる前の小沢氏に対する選挙妨害と考えて良い。小沢氏側から提訴してもいいようなものである。

少なくとも菅氏を破るかもしれない小沢氏の支持者(国会議員、地方議員、34万人の党員サポーター)の半分前後がいるということを朝日新聞はどう考えているのか?

小沢氏を支持する国民はバカものでカネに汚いとでも言うのか?自分達は何様と思っているのか?神様か?

余りに独断的で公平さに欠く。公のマスコミがこのような独善的な批評しか出来ないから日本はダメになってきたのではないか?

政治記事で給料をもらっている記者は、例えば自分の意見と違うが、見識の高い記事が掲載されている「阿修羅」のブログ記事も読むべきである。そうすると、「あいた口はふさがる」はずである。少なくともマスコミは多様な意見、情報を紹介すればいい。判断するのは国民である。

この阿修羅の中に、小沢氏の政治とカネについての疑惑を払拭してくれる記事が出ていたので紹介する。マスコミの政治記者は読むべきである。

『小沢真っ白、100%冤罪、検察審査会に大打撃。石川・大久保・池田各氏も完全無罪-収支報告書を徹底検証 http://www.asyura2.com/10/senkyo93/msg/316.html


こういう記事についてマスコミはどう思っているのか一度面と向かって聞いてみたいと思う。嘘とでも思っているのであろうか?

上記の社説で「あいた口がふさがらない」と言って、小沢氏の出馬を公の機関を使ってコケ落としているが、昨年夏に政権交代した時の理念、約束が、菅氏が首相になってから悉く翻しているから怒っているのである。それを戻してくれるのは今、小沢氏しかいないから小沢氏に期待しているのである。

朝日新聞の中にも心ある記者がたくさんいると思う。私は読売新聞よりは朝日新聞の方が真っ当と思っていたが、同日の他社の社説も目を通したが、かえっていつも不満に思う読売新聞の方が自制の効いた社説を出していた。以下に示す。

読売新聞:小沢氏出馬表明 日本の針路を競う代表選に(8月27日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100826-OYT1T01194.htm


他紙も一応以下に示しておく。

毎日新聞:社説:民主党代表選 大義欠く小沢氏の出馬
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100827k0000m070120000c.html


日経新聞:主導権争いだけの党代表選なら不毛だ
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE3E1E7E6EAE3E4E2E0E5E2EAE0E2E3E28297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D


東京新聞:「国のかたち」こそ争点だ 菅・小沢氏一騎打ちへ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2010082702000045.html



上記で、毎日新聞が朝日新聞に近い見出しを付けているが、他の新聞は一応良識的な書き方をしている。

朝日新聞は明らかに菅政権に肩入れしている。幹部は何か弱みでも握られているのか?

またまるで小沢氏は常識を持った人間ではないような侮蔑した論調である。この社説で小沢氏を支持している多くの国民を侮辱していることを肝に銘じてほしい。マスコミの操作で作られた世論調査はもううんざりである。

今朝日テレビでもこの社説と連動して、報道ステーションで小沢氏の選挙妨害に当たるネガティブキャンペーンを星解説者と古館キャスターが行っている。

このようなブログ並みの社説しか書けない、もしくは書かせないような新聞社に「あいた口がふさがらない」と返す。必ず反動が来る事を胸にしまっておくべきである。



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