小沢幹事長、逆境をバネに参議院選に向けて着々と手を打つ

検察、マスコミ、野党、一丸となって、民主党の2大巨頭(鳩山首相、小沢幹事長)を狙い撃ちして、政権交代前の良き時代に戻そうとうやっきになっている。国会も、国民のための政策の議論は、そっちのけでひたすら政治資金問題で、政権のイメージダウンだけに狂奔している。

特に、旧政権を支持するマスコミの攻撃は熾烈、且つ露骨になっている。政権発足当時は、政権攻撃はそれほど感じなかったが、最近は報道番組の政治内容やコメンテーターの言論が限度を超えてきた。中立を旨とするマスコミが、野党化してしまった。検察を筆頭とした官僚組織とマスコミが一緒になって、与党に対立する世論形成を図っている。特に、マスコミは、原口大臣が述べている「クロスオーナーシップ」規制を極端に恐れている。

マスコミによるネガティブ報道の効果は、昨日の長崎県知事選挙に現れたようだ。もととも自民党の久間前議員の牙城であった長崎県において、強烈な巻き返しを図ったと思われるが、、。

最近は、マスメディアの社説にまで、小沢幹事長に対して、幹事長を辞めるべきとの主張が繰り広げられている。また、世論アンケートの質問にも必ず、幹事長を辞めるべきかという質問が設定されている。しかし、なぜか、議員を辞職すべきであるか?という設問は少ない。

小沢幹事長を辞めさせたいという意図の質問設定には、大きな理由がある。政権に敵対する政官業の勢力から見ると、選挙で一番恐ろしいのは、民主党の中では、小沢幹事長しかいないと考えているからだ。

だからこそ、党の政策決定、選挙戦略、人、金等を握る幹事長の座から、どんな汚い手を使っても小沢氏を引きずり降ろしたいのである。

小沢氏も十分、党内の議員の実力を把握していて、もし自分が、検察、マスコミ、野党によって作られた世論に従って幹事長を辞めれば、選挙に負けて、民主党が描く政治が頓挫して、元の黙阿弥となってしまうことを分かっているからこそ、辞職しないで頑張っているのである。

党内の議員も、それは良く分かっていて、多少の不満がある議員もいるが、今は小沢幹事長で行くしかないと考えている。だから、あからさまに批判が出てこないのだ。ここで、批判する議員がいるとすれば、それはあまりに幼いと言うしかない。

現在、現政権が旧来の構造、仕組みなどを変えようとしている。もし道半ばで頓挫すれば、反動の原理で、ウイルスが学習して耐性を持つように、旧来の体制はより堅固な鎧をまとってしまうことになる。そうなると、それを打破することは、今以上に困難になる。

そうなると、日本はまた族議員が自由に闊歩して、旧来の特定勢力が利権を享受する状態になる。日本は吸血鬼にゆっくりと血を吸われるが如く、いずれ沈没するのは自明である。

民主党が衆参議院で絶対多数を持つためには、まず参議院選で過半数を取らなければならない。現在、小沢幹事長の下で、自民党が与党時代にGive and Takeの関係で構築してきた強力な支持団体の切崩しがなされている。

自民党の牙城で、象徴的な各種支持団体の動向を以下に示す。新聞等記事などを参照させてもらっている。

経団連:御手洗会長は、参院選に財界候補立てないとしている。自民党も、それがわかっており、自民推薦の候補は出さないだろうとしている。背景として、経団連は自民党に約22億円の献金をし、民主党には1億円程度しか献金をしていない。露骨に民主党を排除していた経団連に対して、民主党は民主党大会に経団連会長を招待しなかった。経団連は、恐れおののいただろう。キャノン御手洗会長の前の経団連会長は、トヨタの奥田氏で、今でも名誉会長としてドン的存在である。トヨタは、リーコール事件で、もっと政府にすがりたいと思うが、今までの民主党に対する仕打ちで、それが出来ないのではないかと見ている。

JA全国農業協同組合中央会:農協はこれまで政治団体の農政連が、参院比例区で組織内候補を擁立し、自民党と関係が非常に深かった。しかし、中央大会では方針転換し、「すべての政党に対して農家組合員の声を主張する農政運動を展開する」との特別採択をし、「全方位外交」に変更した。

全国土地改良政治連盟:前自民党議員の野中広務氏が会長。連盟は、自民党候補を今年になって撤回し出さないことを決定。理由は、補助金を今まで通り要求するためであった。

日本医師連盟:今まで自民党の強力な支持団体。唐沢現医師会長は、参院選で自民党現職、西島英利(61)を擁立したい意向。しかし、政府が昨年決定した診療報酬改定(本体)では医科の1・74%増に対し、歯科は2・09%増となり、医科が冷遇された格好を見て、医師会が分裂を初めている。近々に会長改選があるが、民主党に近い茨城県医師会長の原中氏が当選すれば、西島氏の推薦を取り消す方向と述べている。

日本歯科医師連盟:自民党候補擁立の辞退を早々に決定し、民主党が擁立する歯科医出身者を支援決定。

日本看護連盟:高階参議員(自民党)を再選支援表明しているが、その親団体の看護協会は反対している。

社団法人・日本看護協会(看護連盟の親組織にあたる):自民党が高階の公認を発表した昨年11月26日、看護協会は自民党公認の擁立を「支持できない」とする声明を出した。

医療技術者団体協議会:自民党赤石清美参議員(比例区)を推しているが、各団体からは赤石氏の名は組織に周知徹底するが、推薦は勘弁してほしいとしている。

その他に、自民党を長年支持している団体からの推薦の参議院議員は以下となっているようだ。マスコミレベルでは、小沢幹事長の動向は分からない。

全国建設業協会など:自民党、脇雅史を支持
全国老人福祉施設協議会:自民党、中村博彦(元全国老人福祉施設協議会長)を支持
日本遺族政治連盟:自民党、水落敏栄氏を支持
日本薬剤師連盟:自民党、藤井基之氏を支持
神道政治連盟など:自民党、山谷えり子氏を支持

上記を見ると、自民党も伊達に50年間政権を取っていたわけではない。手を変え、品を変えがっちりと支持団体に食い込んでいる。そこには、必ず何らかのGive and Takeの関係が成り立っている。まずは、このような固定化された利権関係を排除する必要がある。それが、正に平成維新の意義である。

この維新が頓挫してしまうと、先に述べたように、ウイルスが耐性を持つように、もう利権構造を排除することは出来なくなってしまう。これは、結果的に日本国のためにはならない。

これをやれるのは、現在、甘いも辛いも知っている小沢幹事長以外に見当たらない。

国民は、馬鹿なマスコミに騙されず、判断しなければならない。しかし、現実はそう甘くはない。今回の選挙のように旨く騙されてしまう。

マスコミが本来の役目を放棄した今、そのマスコミに対抗するには、個々が集まるネットメディアで世論を作っていくしかない。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村****←何か感じましたらクリックお願いします。
人気ブログランキングへ****←何か感じましたらクリックお願いします。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック