カナダが日本のTPP参加にGOを出せば、全ての国に対して日本の関税規制について譲歩したということだ。

TPP交渉も、頼みのニュージーランドの承認で、日本が参加出来るハードルが一段と低くなった。ということは、日本はニュージーランドが参加に反対していた関税障壁や規制について譲歩したということである。最後まで反対していたニュージーランドが、急に態度が軟化した訳ではない。

日本が参加する手続きが進むほど、日本への輸入規制に関わる関税、規制条項が低くなっているということだ。米国の農産物生産者が小躍りしたい気持ちと言った表現に集約されている。これを日本の生産者はどう思っているのか?安倍首相は防衛にご執心であるが、日本の食は、ある意味防衛、安全保障と同じようなものである。何も武器による攻撃だけが安全保障ではない。

つまり、日本が他国への食の依存度を大きくするほど、有事の場合、その食を止められると日本は生きていけない。

日本の参加に唯一調整が付いていない国が、カナダだけになった。カナダが日本から車を輸入する場合の関税が調整出来ていないという。


TPP交渉、7月参加が微妙…カナダが承認せず

http://news.biglobe.ne.jp/economy/0419/ym_130419_9365907816.html

読売新聞4月19日(金)20時49分

 【スラバヤ(インドネシア)=宮崎健雄】甘利TPP相は19日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加を巡り、関係国の閣僚と会談した。

 日本の参加を承認していなかった豪州、ニュージーランドからは支持表明を得たが、最後に残るカナダの承認が得られなかった。日本は、7月に予定されている交渉会合からの参加を目指しているが、微妙な情勢となった。
 甘利氏は19日、現地で記者団に「唯一カナダだけが残っている。間合いは詰まってきたと感じるが、まだ最終調整中だ」と述べ、カナダの承認が得られなかったことを明かした。カナダが日本から車を輸入する際にかける関税の撤廃時期を巡る協議が決着しなかったためとみられる。


撤廃時期がお互い折り合いが付かないということだが、米国が日本車輸入時の関税を直ぐに撤廃しなくて良いと日本は譲歩している。したがってカナダも当然米国と同じように日本車の関税を直ぐにゼロにしたくないと要求していると思われる。しかし日本としては、日米安保、日米同盟のような負い目がカナダにはないので、カナダには即時関税撤廃を要求しているのだろう。もしくは、実際は農産物の輸出入の関税で折り合いが付かないのが、本当の理由ではなかろうか?

安倍首相は、日本の国民にとって最も影響の大きいTPPは参院選の争点にはしないようにしている。そのためには参議院選挙が始まる前までにTPP参加を決めてしまいたいと考えている。なぜなら、参加が決まってしまえば、国民もTPPの議論をしても仕方ないと思うからである。TPP参加の帰趨はカナダが握っている。しかし、カナダは日本の足元を良く知っているので、最後の最後まで粘って日本から大幅な譲歩を引き出すのがオチである。

安倍首相は、心はTPPよりは憲法改正をし易くすための憲法96条改正に向いている。この憲法改正の補完勢力が、「維新」という名の政党である。維新と言いながら、幕府である自民党の補完勢力となっており、国民は見事に騙された。先日、石原代表は国会質疑で、北朝鮮のミサイルに対抗するため日本はミサイル防衛を強化すべきと安倍首相に迫っていた。維新が自民党の首相の尻を叩いていた。この状態は、維新が仇敵であった幕府に、もっと防衛力を強化すべきと言っているようなものである。

それぞれの政党の本性が明らかになってきた。国民は、日本の将来が間違った方向に流れないように、良く見極めて投票しなければならない。



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