理念も無く「シロアリ退治」を叫んでいた野田首相と、正論を言う小沢氏と、どちらが正しいか自明である。

野田首相は、再度の小沢氏との会談を行った。平行線になることがわかっていながら行ったということは、誠意を尽くしても小沢氏が首を縦に振らなかったという事実を世間に示すことと、小沢氏にあなたの力は当てにしないで、自民党と組む。つまり仙谷が言うように、自民党案を丸呑みしてでも法案を通すという最後通牒を出したということである。

また、野田氏が確認したかったのは、小沢氏が消費税増税法案が国会で採決になれば、反対票を投じるという言質を取ったことである。この言質を取ったということは、水面下において自民党の賛成票の数がいくら必要かの基礎情報となる。

輿石幹事長は、会談後、「『民主党、野田政権の危機というより、日本の政治の危機だ。一致結束してことにあたるべきだ』と申し上げた。それは野田総理大臣も小沢氏も『そのとおりだ』ということだった。3人とも党を割ったり決裂していいと思ってはいない。」と述べた。しかし、こんな話は表面上で、実際の話の内幕はわからない。党で決めた増税法案に反対をすれば、除名となることぐらいわかりきったことである。つまり分裂である。小沢氏も党を出るとは決して自分では言わない。

自民党は、輿石幹事長が党を割らないため、法案採決をズルズル引き伸ばすことを一番恐れている。だから、法案採決する日を決めないと法案協議には応じられないとしている。今の野田氏にとっては、輿石幹事長が一番邪魔だと感じているだろう。しかし野田氏は、小沢氏を切ってでも、自民党の前に這いつくばっても、自民党の了解を取って法案化するつもりである。

しかし、新報道2001の世論調査では、以下の質問でわかるように、小沢氏の意見に賛成が60%である。小沢氏の支持でこれである。実際はもっと多いだろう。

【問4】水曜、野田首相は小沢元民主党代表と会談。野田首相は財政の危機的状況を訴え消費増税法案成立への協力を求めましたが、小沢氏は増税の前に行政改革や経済再生などを実行すべきだとして物別れに終わりました。

双方の意見についてあなたはどう考えますか。

野田首相の方針通り消費増税をすべき:33.4%

小沢氏の主張通り今回の消費増税をすべきではない:59.8%

(その他・わからない)



こんな世論調査の結果の下で、あえて落選を覚悟して自民党に跪いて賛成したいなどという議員は、野田執行部とそれのシンパしかいない。何のための政権交代だったのか。全く理念もなしに「シロアリ退治」を叫んでいた訳である。野田首相も本当に可哀想な人である。

もっと可哀想なのは、こんな男に引っ張り回されている国民である。


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