小沢氏との会談を、小沢氏切りのアリバイにする野田首相には、天罰が下る。

明日、野田首相と一兵卒の小沢氏との会談がある。野田首相は格下の平幕力士の如く、「乾坤一擲(けんこんいってき)だ。一期一会のつもりで説明したい」と述べ、消費税増税法案への協力を求める考えを示した。

「乾坤一擲」とは、「天下を賭(カ)けて、ばくちのさいを投げる意。それによって自分の運命が開けるか、それとも滅亡するかの大ばくちを打つこと。」 今回の会談は「ばくち」を打つようなもので、一か八かの宝くじのようなものだと言っている。また、「一期一会」とは、もともとの語源は、「茶の湯ですべての客を、一生に一度しか出会いの無いものとして、悔いの無いようにもてなせ、という教え」で、これも一生に一度の出会いを大事にするというから、言ってみればうまく行くか行かないはわからないと、自分で言っているようなものである。

何故、天下の首相が、一兵卒の小沢氏と会うのに、こんなことを言わなければならないのか。正に自分の言い分に正当性がないと言っているようなものである。正論では、もはや勝ち目はないということである。

 小沢氏もこの会談をしても、野田首相の話には乗らないと述べている。当然、野田氏は小沢氏が心を動かすような秘策も用意していると思われる。しかし、小沢氏もそんな話に乗ったら、小沢氏の支持者といえども離れていくだろう。野田首相は、法案採決で民主党議員が造反した場合は「党議に反すれば党として対応するのが基本だ」と述べ、処分する考えを示したので、小沢氏グループが投票で反対すれば、処分、つまり党員資格剥奪である。小沢氏グループは新党を結成するしかない。

野田首相は、今回の会談では、正直言って小沢氏が折れるなどとは考えていないと思われる。言ってみれば儀式のようなもので、一応小沢氏に礼を尽くして説得したという実績を作るためと考えている。これだけ説得してもダメなら、どんな結果になろうとも、もはや小沢氏の責任であるとする魂胆と思っている。

野田首相が政治生命を掛けても増税すると言っているのは、結局自民党からの賛成を得るためと思われる。自民党も小沢氏グループを切れば、増税に賛成してもいいと述べている。その気配を端的に述べているのが、東京新聞の以下の記事である。「民主党の自民党化」と揶揄されている。

野田首相は自分の思いを遂げるため、国民との約束を反故にして魂を敵に売り渡すことになる。言わば裏切り行為である。自分がかつて、総選挙で街頭において国民に呼びかけていた言葉と真逆な行為をすることになる。政治家は、公約が聖書のようなものである。

野田首相は、いずれ天罰が下ることをキモに命じておいた方がいい。


自由(民主)2党

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2012052302000097.html

2012年5月23日

 消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」法案の審議が衆院特別委で始まり、民主党と自民党との政策の違いが、ますます分からなくなっている。

 消費税増税に「政治生命を懸ける」と断言した野田佳彦首相が、自民党の協力を得るために「骨格の考え方に差はないと思う」と、両党の違いよりも共通点を強調するから無理もない。

 野田佳彦首相の言動は、「税金の無駄遣い根絶」「政治家主導への転換」など、民主党と国民との契約である二〇〇九年衆院選マニフェストをほごにして、自民党に擦り寄るものだ。

 つまり、民主党の自民党化。これでめでたく(?)民主党は自民党の一派閥に成り果てる。言葉の応酬が激しいから対立しているように見えるが、「自由民主・民主党」という大きな政治勢力の中で「内輪もめ」をしているにすぎない。

 あの暑い夏、国民が選択したのは、自民党とは違う新しい政権への交代ではなかったのか。

 しかし、三年近くたって見えてきたのが、自民党と同じ政策の実現に民主党が奔走する現実だとしたら、なんとも悲しい。これでは政権交代の意味がない。

 自民党と、自民党化した民主党との間に違いがない状況で衆院解散・総選挙に踏み切っても、国民に政権の選択肢はない。どっちが勝っても消費税が上がるなんて、国民をばかにするにもほどがある。

 (豊田 洋一)



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