黒川検事長の定年延長法案は安倍首相の要。まだ成立あきらめていない。絶対に法案成立を阻止しなければならない。


東京高検の検事長の黒川氏は今どんな気持ちでいるのだろう。元検事総長ら、元特捜部OBからも反対の意向を伝えられ、普通の感覚を持っているのなら、家族のことも考慮すればもう辞めたいと思っていると思われる。

森法相は、今国会に提出した検察庁法改正案は、このまま成立を目指すと今日の記者会見で述べた。検察OB、特捜部OBの意見書を無視した会見である。この会見は森氏のスタンドプレイではない。官邸から言えと言われたから記者会見をしたのだ。なぜなら、安倍首相は全然諦めていないことをぶら下がり会見で言っているからだ。

黒川氏と官邸は近いと言われていたが、「黒川氏は一時期、完全に菅さんの右腕のような存在だった。会議を開くと、まったく関係ない黒川氏が菅さんと一緒に現れる。なぜ、黒川氏が同席するのか、と尋ねると菅さんが『彼はうちの法律のアドバイザー役だからいいんだ』などと説明し、右腕のように面倒をみていた。」という記事が出てきた。これを読むと本当に近い。

元検察官の郷原氏と黒川氏は検察官任官の同期で良く連絡を取り合っていたという。郷原氏は甘利大臣の利得斡旋疑惑事件が起こったとき、以下のように黒川氏に連絡したという。

「私は、検察不祥事で信頼を失った検察が、名誉回復を図る格好の事件だと思い、まさに、検察に、事件の組み立て、法律構成を指導し、エールを送るつもりで、事件に関するブログ記事を頻繁に発信していた。そして、黒川氏にも、電話で、私の事件に対する見方を伝え、「ブログに詳しく書いているから、読んでおいてくれ」と言っていた。黒川氏は「わかった。わかった。しっかりやらせるから」と、私の言うことを理解しているような素振りだった。

「URへの強制捜査のニュースを見て、すぐに、黒川氏に電話をしたところ、「取りあえずはここまでだけど、今後もしっかりやらせる」というような「前向き」の話だったからである。この時に限らず、私が黒川氏に電話して具体的事件のことを話した際、「自分は官房長なので、具体的事件のことには関知しない」などと言ったことは一度もない。ひょっとすると、私には「前向き」のことを言う一方で、自民党や官邸サイドには、真逆のことを言っていたのかもしれない。
実際に、この事件に関して黒川氏が法務・検察の内部でどのように動いたのかは知る由もない。しかし、彼の言葉が、私を含めた「検察外部者」に、「検察の捜査・処分を、希望する方向に向けてくれるのではないか」との期待を抱かせる効果を持っていたことは確かなのである。」


上記の郷原氏の話と今回の定年延長の話を総合すると、やはり黒川氏は安倍政権にとって都合の良い人物ということがわかる。元文科省事務次官の前川氏は、これだけ騒がれて黒川氏が辞任しないのは、余程辞められない何かを掴まれているのではないかと述べている。安倍内閣の内閣調査室を扱った「新聞記者」の映画を見ると、内調は昔の特高並みに政府に敵対する人物、重要人物、ツイート動向(ツイートによる世論誘導)、世論動向、などを調査している。見ていて恐ろしくなった。当然黒川氏の弱みも握っているのであろう。前述の前川氏が脅されたことからもわかる。

安倍首相は自分の悪行を不問にするためには、何としても自分を守る検事を確保したいのだろう。特に、元検事総長らの意見書、元特捜部OBの意見書を出されたことは、相当にショックだったと思われる。自分の安全を担保するには今回の法案は何としても成立させたいというのが本音である。その意味で絶対に法案成立を阻止しなければならない。



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