平野氏の岩手県知事候補降板は、自公地盤の予想以上の沈下を示す。

昨日、自公の推薦で岩手県知事に立候補を表明していた平野氏の立候補取りやめについて、「自公は追い詰められている」と書いたが、確実に自公は追い詰められている。今回、平野氏を知事選挙に押し立てたのは、自民の二階氏と言われている。衆議院選挙では小沢氏を追い落とため、総力を挙げてテコ入れした。今回も、小沢氏の腹心でもある達増現知事を落とすことは、小沢王国を潰すことに繋がると考えている。

今回、安倍首相から、自公で推薦した知事選で負けることは許されないということで、官邸から平野氏へ出馬を断念するように働き掛けたと言われているが、本当の話と思っている。なぜなら、自公の県組織は寝耳に水であったからだ。さらに平野氏自身が記者会見で「知事を選ぶ選挙なのに、国のあり方が争点になっている。私の本意ではない」と言っているからだ。達増氏は岩手の復興が第一と言っており、達増氏が戦争法案を争点化した訳ではない。平野氏もその復興手法を争点化すればいいのである。福島県知事選挙の場合は、見事に原発は争点隠しにあって、自公に軍配が上がった。

ただ、今回は、福島県知事選挙のような甘い状況ではないと、自民党が判断したからだ。自民党の選挙情勢の内部調査は、かなり精度が高いと感じている。安倍首相が衆議院選挙の時も、この時期しかないと打って出て圧勝した。今回は、事前調査でダブルスコアと出たので降ろした訳だ。その無念さが「勝てる勝てないではない」と言わせた。降りてくれと言われた理由も「戦争法案」のことを言われたのだろう。

これは相当深刻な状態になっていると思われる。武藤議員、磯崎氏の過激な発言も裏返して考えれば、ある意味、深層心理からの悲鳴であるように思えてきた。戦争法案に対して、高校生のデモが自然発生的に起きるとは、やはり尋常ではない。明らかに、地殻変動が起こってきているように思う。自民党は、政治には無関心の18歳以上の選挙票を取り込むつもりであったが、逆に戦争法案のために、高校生を目覚めさせてしまった。その理由は、直接自分達に降りかかる恐怖を感じたからである。武藤議員が、戦争に行きたくないのは利己的であると述べてくれたことは、まさにGOOd タイミングであった。自民党は、戦争に行くことが君たち若者の本分であると述べているからだ。これで、目覚めない高校生、若者はいない。



勝てる勝てないでない…平野氏、気色ばむ場面も
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20150808-OYT1T50021.html

「知事を選ぶ選挙なのに、国のあり方が争点になっている。私の本意ではない」
 9月6日投開票の岩手知事選に出馬を表明していた元復興相の平野達男参院議員(61)は7日、県庁で記者会見し、知事選で安全保障のあり方が争点に浮上したことを理由に立候補を取りやめると表明した。 参院議員は続けるという。

 平野氏は今年4月、元復興相としての経験を生かし、「歩いて県民の声を聞く知事になりたい」と立候補を表明した。しかし、それから約4か月、各地で県民の声を聞くうちに、「安保法制の(話の)割合が非常に増えてきた。これは県政のあり方ではないと感じてきた」という。
 記者から「安保法制が争点となり勝利が難しくなったと判断したのか」と問われると、「勝てる勝てないでなく、そういう争点で知事選をやりたくない」と気色ばむ場面もあった。
 立候補取りやめで、現職の達増拓也氏(51)が無投票で3選する可能性が出てきたことに対しては、「致し方ない」とした。

 一方、かつて政治活動を共にし、たもとを分かった「元同志」の出馬断念について、達増氏は「今回のてんまつもある意味、裏切られたなっていう思いがします」と述べた。
 突然の不出馬表明に対し、県内の政党には動揺が広がり、厳しい批判が相次いだ。
 平野氏に出馬要請をした県議会会派「いわて県民クラブ」の小田島峰雄代表は、「最後まで同志と一緒に戦ってくれると信じていただけに、極めて困惑するとともに大変残念だ」とぼう然としていた。

 支援していた自民党県連の工藤勝子幹事長は「突然の辞退で非常に驚いている。本人の意志の問題なので、特に申し上げることはない」とコメント。支持していた公明党県本部の小野寺好代表も「驚きを禁じ得ない。不出馬は残念としか言いようがない」とした。
 一方、達増氏を支持している民主党県連の高橋元幹事長は「政治信念も政治家としての覚悟もない」と非難。生活の党県連の佐々木順一幹事長は「県民との信頼関係は決定的に失われた。選択の場を奪ったことになり問題だ」とし、平野氏が参院議員を辞職するよう求めた。
 達増氏を自主支援する共産党県委員会の菅原則勝委員長は「県民の間に政治不信をつくりかねない問題」、社民党県連の小西和子代表は「県民を振り回しただけであり愚弄するもの」と批判。平野氏を応援した政党、政治団体の責任も追及されるべきとした。


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この記事へのコメント

2015年08月08日 23:50
かっちさんの解説の通り!
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「知事を選ぶ選挙なのに、国のあり方が争点になっている。私の本意ではない」
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政府にモノ申すくらいの都道府県知事でなければ・・・存在意義として乏しいのでは?

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