安倍首相の頭の中では、「殉職者」と「戦死者」は同じと思っているようだ。

今日も、安全保障関連法案を閣議決定した14日の記者会見での話についてである。このとき、「戦争に絶対に巻き込まれることはない」と述べた。

これに関連して、以下の記事のように、「今までも自衛隊は危険な任務を担ってきている。まるで今まで殉職した方がいないかのような思いを持っている人がいるかもしれないが、自衛隊発足以来、今までも1800人がさまざまな任務などで殉職している」と述べた。

首相「殉職自衛隊員1800人いる」 「戦死者」への批判かわす狙い
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/politics/politics/1-0134402.html
 新たな安全保障関連法案を閣議決定した14日の記者会見で、安倍晋三首相が自衛隊員のリスクについて「今までも1800人の隊員が殉職している」と述べたことに波紋が広がっている。殉職者の大半は任務中の事故によるもので、戦闘に巻き込まれて亡くなった隊員は、過去1人もいない。隊員に「戦死者」が出かねないとの批判をかわす狙いとみられるが、性質の違う数字を挙げる首相の論法に、専門家は「論理のすり替えだ」と批判している。 
 「まるで今まで殉職した隊員がいないかのように思っている方もいるかもしれないが、1800人が殉職している。私も遺族とお目にかかっており、殉職者が全く出ない状況を何とか実現したい」。首相は14日の会見で、新たな法整備によって隊員が死亡するリスクが高まると指摘した質問に対し、こう述べた。


上記の安倍首相の殉職者についての発言は、安保法制によって隊員が死亡するリスクが高まると指摘した質問に対する回答である。安倍首相としては、精一杯頭を回転させて答えたのだろうが、自らこの法案が「平和法案」などではなく、「死者」が出ても「仕方がない」法案であることを認めた、墓穴を掘る回答であった。周りにいた官僚はこの発言を聞いて、凍りつく思いであっただろう。

安倍氏は、安保法制で海外派兵した場合、殉職者が出る可能性があるということを自ら認めた。自衛隊員は何時も危険な仕事をしているので、殉職者が出るのは仕方がないと言いたいのであろう。

しかし、今までの殉職者は、少なくとも消防や警察のような仕事での殉職者であり、他国の戦争に巻き込まれての殉職者は「一人」もいないのだ。

普通に考える能力をもっている政治家なら、こんな話をすれば墓穴を掘ることはわかっているだろうが、安倍氏はそれがわからず、単純に今までの「殉職者」の話をしてしまった。安倍氏の頭の中では、戦争に巻き込まれて死ぬ「戦死者」と、事故で亡くなられた「殉職者」とは、「死体」の数としては同じと捉えているように思える。

この法案のために「戦死」する「戦死者」は浮かばれない。


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この記事へのコメント

2015年05月17日 01:06
まあ、この御仁の辞書では「戦死者」と「殉職者」は一緒の誤苦(誤変換)なのだろう。(トホホ)

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