100%安全を保障出来ない原子力規制委の田中委員長には、偉そうに火山学会を批判する資格は無い。

原子力規制委員会の田中委員長が、火山学会を批判している。原子力発電所に対する「火山影響評価ガイド」の見直しを、火山学会が求めたからだ。こんな大事なことを、後出しジャンケンのように後で言うなと言ったそうである。この発言の裏は、この見直し要求が胸にグサッときて、慌てたのだろう。

田中委員長が評価をするなと言うのなら、安倍首相が世界で最も厳しい原子力稼働基準と言うべきではない。しかし、田中委員長自身が「規制委は原発が100%安全とは言わない」とバリアーを張っている。これを聞くと、国民は逆に、お前が保証しなくて誰が保証するのかと言いたい。首相の言う、世界で一番厳しい基準がこの有様である。

実際問題として、日本の基準は米国の基準より随分緩い。米国は、ハード面の基準の他に、ソフト面の基準が厳しい。つまり、原発事故の際の避難の基準が日本よりはるかに厳しい。日本は30Km圏内の市町村の基準は、あって無きが如しである。

田中委員長が火山学会の事を批判したが、歴史上実績のない御嶽山が大爆発したのだ。だから、火山学会も評価ガイドを厳しく変えたのだ。火山学会としても、火山爆発の歴史の無い山も爆発することがあり得る訳で、『過ちては改むるに憚ること勿れ』と思って言ったのだろう。評価ガイドなどは、事実、実績を踏まえて現実に合わせてどんどん変えるべきもので、それに文句を言うことは、自分たちの決めたことは変えられないと言っているのと同じだ。人の命よりも、自分たちの手間を第一優先にしている。

川内原発の市長、議会、県議会、県知事とも、何か事があれば国の責任だと逃げている。新潟県知事や函館市長と雲泥の差である。火山などは、何時爆発が起こるかなどはわかりっこない。福島の元知事なども、事故が起こるまで原発を容認してきたわけで、当時の東電幹部と同等の責任がある。

ここで何回も書いているが、原発事故は人災である。福島事故を見て、再稼働をする安倍首相は確信犯の最たる人物であり、刑事罰として処分でもされなければ、またいつか原発事故を起こるだろう。


規制委田中委員長が火山学会批判 審査基準見直し提言で
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014110501001473.html

 原子力規制委員会の審査基準「火山影響評価ガイド」の見直しなどを求めた日本火山学会委員会の提言について、規制委の田中俊一委員長は5日の定例記者会見で「火山学会が今更のごとくそんなことを言うのは、私にとっては本意ではない」と述べ、火山学会の対応遅れを批判した。

 田中委員長は「極めて大変な自然現象が相当の確率で起きるというなら、もっと早急に発信してくるべきだ。科学者の社会的責任ですよ」と持論を展開。その上で「火山学会挙げて夜も寝ないで観測をして、国民のために頑張ってもらわないと困るんだよ」と不快感をあらわにした。(共同)


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この記事へのコメント

2014年11月06日 01:42
かっちさんの言う通り!
加えて、かっちさんの鋭い論理の展開と「読み」により思わず「ナイス」の気持ち玉をクリックしたい読者の方も多いと思うぞ。
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まあ「世界一」で国民を騙せる程、情報が統制されているようなお国柄でもあるまいし・・・
政府の作戦も超低水準のシロモノではないか?
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おっと、地元の首長を「金目」で誘導する作戦だけは巧妙かつ周到なのだろうか?(トホホ)

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