驚愕事実:集団的自衛権の憲法解釈変更案を内閣法制局に具申したのは、内閣閣議決定の1日前。

今日は、集団的自衛権の閣議決定についての集中審議が参議院で行われた。この中で、かなり食い込んで新事実を引き出したのが、民主党の福山哲郎氏であった。いくつか政府を困らせた質問をした中で強烈に印象が残ったのが、亡くなった小松一郎前内閣法制長官を継いだ横畑祐介長官に対する質問であった。

福山氏は、今回の集団的自衛権について国会で質問したかったが、政府は安保懇で議論している最中で答えることは出来ないと、閣議決定までは言われてきた。内閣法制局として、この話に関与したのはいつからか?と質問された。

この質問に横畑長官は、安保懇には法制局がオブザーバー的に参加していたと暴露した。さらに驚くことは、内閣閣議案が問題がないかと内閣法制局に政府が質問して来たのは、閣議決定の前日というのだ。これに対して福山議員は、国会議員が法案を出したときは、いろいろな事例を聞かれて審査期間はかなり長くなる。

審査もなしに1日で決めたことになるが、内閣法制局はどう答えたのかと問うた。これに対して「諾」と答えたという。福山議員が、いろいろな事例について検討したのかという質問したのに対し、われわれは自衛隊ではないので、個々の専門的な事柄については判断は出来ない。政府が、法制上そのような事態があり得るというから認めた、という内容であった。 

横畠長官は、上記の「諾」と言ったあたりの表情は、かなり憮然としていた。福山議員は、横畠氏は貧乏くじを引かされて可哀そうだと述べた。このような答弁をすることになったのは、前任者の小松氏が路線を決めたものであろう。50年近く、内閣法制局は、集団的自衛権は「違憲」と言ってきた。勝手な推量だが、当然、生え抜きの横畠氏は、若いころからその認識の中で生きてきたと思われる。その意味で、この合憲の閣議決定は、安倍首相が送り込んだ小松氏という刺客によって、法制局の精神が殺されたと言っていいだろう。

今日の首相の答弁の横に、麻生副総理が目をつぶりながら、にやにや笑いながら相手を小ばかにしたような態度をとっていたが、まさに麻生氏が図らずも口走った「ナチスの手口」で操られていることを強く感じる。


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この記事へのコメント

2014年07月16日 01:06
かっちさんの指摘どおりだ!
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内閣がどんな無法な、憲法違反をしていても、内閣法制局はただ「追認」「黙認」するだけになったのだろうか?(怒)
「放置国家」の名にふさわしい組織ではないか?(トホホ)
2014年07月16日 12:30
惨議院(一部誤変換)のビデオアーカイブ(保存庫)を見ると、福山哲郎議員は質疑で「総理まずいですよ!」を連発している。
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本来は内閣呆制局(一部誤変換)が言わなければいけないセリフだ!(怒)
1日経って「はいそうですか」では・・・こんな役所は不要ではないか?(トホホ)
2014年07月16日 12:37
本来、法制局はだめと言いたかったと思います。
そこに、NHKの会長のように、自分の分身を送られて、内部の意見を有無を言わせず封じたと思います。官僚世界では、トップの意向が絶対ですから。
「問題ない」と言ったときの横畠長官の表情は怒っていたように見えました。徴兵制の可能性については、吐き捨てるように、そのようなことは、解釈変更でもあり得ないと言っていました。

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