理研が小保方氏だけに責任を負わせるのは、余りに理不尽である。理研自体が責任を取るべき。

小保方氏のSTAP論文の調査で、理研が最終報告を行った。この報告書を読むと、論文は全て小保方氏一人が改竄し、捏造したと決めつけている。


「小保方氏が捏造、改ざん」 STAP論文 理研最終報告
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014040102000228.html
 理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーらが発表した「STAP細胞」の論文について同研究所の調査委員会は一日、小保方氏がデータを捏造(ねつぞう)、改ざんしていたと認定する最終報告を公表した。共著者については不正行為はなかったが、確認を怠るなど責任重大と結論した。STAP細胞そのものの存在の有無については触れておらず、解明されない疑惑が残った。


このブログで以前に、第一回の調査報告会での理研の態度が、小保方氏一人に全ての罪を押し付けているとして冷たすぎると書いた。このような気持ちを書いたのは、それなりの理由はある。それを言わないと、何故「冷たすぎる態度」と書いた理由が理解出来ないだろうから、敢えてその理由を書く。

私自身も過去に、技術者として論文投稿し、また部下の論文の共著者になったり、また部下の論文を校正し、論文投稿を承認してきた。論文の共著になることは、第一著者と共同責任を負うということである。もし間違いと思うなら指摘する義務がある。もし、その間違いに気が付かなくとも、責任は負わなければならない。況や、著者の上司は部下の研究成果が本当かどうかをチェックすることが仕事である。

論文の投稿は、組織の長が投稿許可の承認の印を押す。印を押すという行為は、その論文は間違いないということだから、何かあれば共同責任となる。

今回、小保方氏の共著者であり直属の上司は、副センター長の笠井芳樹氏である。また、小保方氏の仲間の丹羽仁史・理研プロジェクトリーダーは、同じ場所でやっていた研究者として連帯責任を負うべきである。この笠井氏、丹羽氏は全く責任を問われていない。況や論文投稿を承認したセンター長も、何も言われていない。この論文発表が、即ノーベル賞を受賞してもいいぐらいの成果と誰もがわかっているはずである。組織としては、まず十分な検証を行ってから発表しなければならないはずである。

理研理事長の野依氏は、まるで自分が被害者のように話している。小保方氏の記者会見は、理事長自身も催促して発表させたのではないかと想像している。

小保方氏は、この理研の報告に、以下のように承服できないと述べている。この気持は十分わかる。理研全体で手一杯持ち上げておきながら、力一杯梯子を外された思いは想像するだけで気の毒である。


小保方氏「承服できない」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014040102000227.html

 理化学研究所の最終調査報告を受け、記者会見に出席しなかった小保方晴子氏は一日、代理人弁護士を通じてコメントを発表した。 調査委員会の調査報告書を受け取りました。驚きと憤りの気持ちでいっぱいです。特に、研究不正と認定された二点については、理化学研究所の規定で「研究不正」の対象外となる「悪意のない間違い」であるにもかかわらず、改ざん、捏造と決めつけられたことは、とても承服できません。近日中に、理化学研究所に不服申し立てをします。


小保方氏を非難するなら、その共著者でもある上司、仲間も同様に批判しなければ不公平である。理研自体が小保方氏一人を悪者にするのではなく、責任をとるべきである。



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この記事へのコメント

2014年04月01日 23:02
まさに、「偽装ニッポン」の金賞に輝く事案である(トホホ)。
2014年05月10日 17:31
まさか自分の部下が捏造や偽造をしているかもと常日頃疑い、それを阻止するなんて不可能では?
論文は研究所が提出するものではなく、研究者としての個人で提出するものなのでは?
そもそも小保方氏は研究ユニット「リーダー」であって誰かの部下というよりは、研究をまとめ上げる上司的な立場にいたはずです。
例の研究に対する最高責任者は小保方氏のはずです。
何かあったら責任は「リーダー」がとるべきです。

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