野田首相に小沢氏を切って自民党と協調して増税しろという大マスコミ。世も末である。

昨日の野田首相と一兵卒の小沢氏の会談は、小沢氏の正論が勝った形になったが、野田首相は今まで述べてきたように、これだけ礼を尽くして説得しても理解を得られなかったので、後は財務省の操り人間としては、野党自民党の協力を得ることしか手段は無くなった。

それを後押しするが如く、大手マスコミは一斉に小沢氏を批判し、野田首相はもう小沢氏を切り捨てて、自民党と一緒になって増税法案を通せと、まるで同じ合唱曲を歌ったような社説を出してきた。その歌声は、もはやガナリ声や絶叫のようにも聞こえる。もう痺れを切らして増税しか眼中にない。この増税合唱は、小沢排除の合唱でもある。

以下にバカ大手マスコミの社説のタイトルを示す。本文を読まなくても容易に推認出来る。もはやなぜ増税が必要かなどの論理展開はなく、小沢氏排除の屁理屈しか書いていない。

朝日新聞:野田首相へ―自民との協調が優先だ
平行線だった会談結果をみるにつけても、首相には「一党員との会談」より優先すべきことがあるのは明らかだ。

読売新聞:野田・小沢会談 「もう一度」は時間の浪費だ(5月31日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120530-OYT1T01460.htm
 議論は、予想通り平行線だった。野田首相は増税反対派に妥協せず、社会保障と税の一体改革を着実に進めるべきだ。一体改革に「政治生命を懸ける」と言明している以上、今国会での法案成立を最優先すべきで、安易な妥協は禁物だ。

社説:元代表と平行線 首相、早く見切りを
http://mainichi.jp/opinion/news/20120531k0000m070102000c.html
 元代表は首相から再会談の要請があれば応じる考えを示したが、接点を見いだすことは難しい。首相は再会談について「もう一回反すうしながら考えたい」と述べ、歯切れが悪かった。成算なき党内融和に見切りをつけ、自民党との協議に専念すべき時だ。


上記を見てわかるように、朝日、読売、毎日は、増税をやりたくて、小沢氏排除をやりたくて堪らないようで、もう会談しても考えの変わらない小沢氏は見捨てて、さっさと自民党と協調して法案を通してしまえと述べている。

法案採決には自民党が賛成してやるから、小沢氏グループを切って除名しろというわけである。自民党の谷垣氏にとっても、野田首相を支持するグループと小沢氏グループを分断してしまえば、民主党を解党出来るので、目的の一つが達成されるということである。

しかし、100名近くの党員を除名すると過半数の勢力とならないので、自民党の力を借りなければならない。そんな面倒なことは自民党も望んでいないので、法案に賛成する見返りに、裏で解散することを野田氏に要求するだろう。しかし、それをやってしまえば、民主党の中間派も黙ってはいない。筋論から言えば小学生でも小沢氏が言っていることが正しいことがわかる。小沢氏自身も以下のように述べている。

小沢氏「国民の理解と支持は我々にあると確信」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120531-OYT1T00622.htm?from=top
 民主党の小沢一郎元代表は31日昼、自らが会長を務める「新しい政策研究会」の会合で、消費税率引き上げ関連法案を巡って平行線に終わった30日の野田首相との会談内容を報告し、「国民の理解と支持は我々にあると確信している」と述べた。


この中で、やはり正論を述べているのが、東京新聞(中日新聞)である。以下の社説を書いている。

野田・小沢会談 増税の免罪符にするな
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012053102000098.html
 ・野田佳彦首相と小沢一郎民主党元代表との会談は、消費税増税をめぐり平行線に終わった。首相はこれを機に、増税に向かって突き進むつもりなのか。会談を増税の免罪符にされたら、かなわない。

 ・財政状況に対する危機感はわれわれも首相と共有するが、小沢氏の発言を正論と考えるのが妥当だろう。

 ・二〇〇九年衆院選で国民が民主党に政権を託したのは、中央集権から地域主権、官僚主導から政治主導へと行政の仕組みを変え、行政の無駄を徹底的になくして財源を捻出するというマニフェストを信頼したからにほかならない。 にもかかわらず、行政改革は中途半端に終わり、マニフェストに一行もない消費税増税を民主党政権の手で強行したのでは、国民をだましたとの批判は免れない。

・協力を求めたが平行線に終わったことを免罪符に、消費税増税に向けた動きを加速させるのなら納得いかない。会談は単なるアリバイづくりでしかない。

 ・ 小沢氏を切って増税のために自民党と組むのか。政権交代の大義に従うのか。首相には大きな岐路だろうが、国民の負託の意味を熟考した決断をすべきである。


上記の意見が、国民の大部分が支持する正当な考えである。今の時代、有能な小沢氏という政治家が、官僚、検察権力、マスコミに集中的に攻撃、批判されたが、結局小沢氏が総理になり、今の日本の発展の礎になったと歴史に名を残すであろう。そんな歴史を動かした力に、ネット社会がならなければならない。



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