野田首相は消費税増税を不退転と言う限り、進むも地獄、引くも地獄だ。

野田首相が急に、消費税増税に反対している小沢氏を以下の見出しのように説得する意向と述べた。

首相、小沢氏を説得の意向 消費増税問題
http://www.asahi.com/politics/update/0224/TKY201202240582.html
 野田佳彦首相は24日、内閣記者会のインタビューで、民主党の小沢一郎元代表が消費増税に反対していることについて「熟議を積み重ねて結論を出している」と反論した。そのうえで「必要な時はどなたでもお願いしたり、説得したりする」と述べ、小沢氏を説得する意向を示した。


上記を読んで、野田首相は余程追い込まれていると感じた。今までは野党との協調だけをうまくやれば、何とか乗り切れると高を括っていた。小沢氏が常に消費税増税に反対していたときも高を括っていた。小沢氏も、先日の大善裁判長が石川議員の調書を不採用にしてから勝負に出てきた。今まで新党問題の質問には答えをはぐらかしていたが、野田首相があくまで増税に走るなら、袂を分かつ覚悟を述べたことから、首相は急に尻に火が付いてきたのだろう。

しかし、野田首相が増税を前提に小沢氏に会いたいと言っても、小沢氏は会うこともしないだろう。野田首相も何か頼むためには、小沢氏の党員資格停止解除ぐらい言うかもしれない。増税を不退転とあれだけ述べた野田首相は、これで進むも地獄、引くも地獄状態になってしまった。平静を装ってはいるが、八方塞がりの状態である。逆に小沢氏が起死回生の神様に見えるだろう。しかし、そうはいかないだろう。今まで十分コケにしてきたからには、増税撤回をしないと味方にはならない。

その野田首相の足元を見ているのが、自民党である。自民党の安倍元首相が「話し合い解散」に言及している。

安倍氏、話し合いで5月選挙も テレビ番組で
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012022501001173.html
 自民党の安倍晋三元首相は25日の読売テレビ番組で、野田佳彦首相が消費税増税関連法案の成立を条件に衆院解散を約束する「話し合い解散」によって、5月にも衆院選が行われる可能性があるとの見方を示した。
 安倍氏は「民主党は増税しないと言ってきた。(それを翻して)関連法案を成立させたいというなら、法案を通した後の解散を約束すべきだ」と指摘。


野田首相は、不退転の覚悟だと言って喉から手を出しても欲しい消費税増税を飲んでくれれば、解散する可能性はある。このまま野垂れ死にするよりは、名を残したいと考えているだろう。自民党にしても、もともと増税を訴えていたのだ。引き換えに解散してくれれば民主党は惨敗するに違いないから、また政権に復帰できると考えているのであろう。その期限が5月と述べている。5月は、野田首相が政権延命に訪米を模索している時期である。微妙である。

野田首相も、総選挙になれば惨敗した責任を取らなければならないし、もう首相の座はない。そろばんを弾くと、この提案はおいしく映るだろう。しかし、そこに待ったをかけるのが小沢氏である。小沢氏の裁判の判決は4月でその結果は小沢氏の行動、民主党の党内力学にも影響する。

日本の政治はさらに再編に向けて混沌としていく。

しかし、今度は鳩山元首相はリハビリに励んで、余計な暗躍はしないこと!! 


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