小沢氏の検察審査会議決違法訴訟は当然やるべきだ

昨日小沢氏の弁護団がタイトルにあるように検審の議決違法の行政訴訟を起こしたが、その中で宮崎学が本議決を憲法違反を訴状に入れるべきと言ったことに、そういうものかなと昨日のブログに書いた(http://31634308.at.webry.info/201010/article_15.html)。

しかし、既にいくつかのブログに紹介されているが岩上氏のVimeoの郷原弁護士記者レクを見てみた。1時間以上のなかなり長いビデオであるが、目から鱗というか、なぜ小沢氏の弁護団が行政訴訟をしたのかが少しわかった気になった。

101014郷原弁護士記者レク from iwakamiyasumi on Vimeo.



興味のある方は上記を見て頂きたいが、きちんと書き起こす暇はないので感想を含めて以下に私なりの理解でまとめてみた(間違いはご勘弁願いたい)。

このレクには、郷原氏が行政法を専門とする学習院大学の桜井教授を招待し今回の訴訟の意義と課題について議論された。櫻井教授の見識の高さに感心した。

まず、今回の小沢氏の弁護団が行政訴訟とした理由は、検察審査会が最高裁(裁判所)の管轄で行われているからである。最高裁は司法という正面玄関と裁判所を統括する行政という裏玄関の両面の機能をもっていて、この検察審査会は裁判所の事務方から派遣された事務局が運営しているので行政に最も近いと言う。民主党の森ゆうこ議員が国会で検審について質問したとき、最高裁の事務方が答弁したのはこの理由からである。

しかし、この司法行政の中には検察庁があり、そのトップは法務大臣であり、ある意味この検察審査会も司法行政の一機関であり法務省の監督下にあるとも言える。櫻井教授は検察審査会の法律条文に、この機関が実際にどの機関が最終的に監督するのかの明文がないと指摘している。法律の不備があるようだ。

つまり、この検審は最高裁の司法と法務省の行政の狭間に置かれているようで、その機関の最終責任者は誰であるかは不明ということである。このレクに出席していた記者が、検察審査会のことを法務省、裁判所の誰に聞いても自分の管轄でないので分からないと煙幕を張られると言っていたが、櫻井教授の話からそうなっても不思議ではないようだ。

今回の行政訴訟の意義は、まず第一関門として、そのような行政執行機関の不備、組織の在り方の不備を解くことが極めて重要で妥当と思われる。それを明らかにしない限り、この検察審査会なるものをいくら責めてもその責任者が決まっていない限り、責任ある答弁をする人はいない。つまり魔のブラックボックスとして誰もその実態を明かす事が出来ないし、責任は問われないからだ。これではどうしようもない。これが実態である。

上記の最も大きな問題の次に議論になったのは情報開示の問題であった。今回の議決で様々な疑問について情報公開をこの行政訴訟によって明らかにさせる可能性があるということである。本丸の議決の違法性もさることながら、その前に、今回問題になっている審査委員の選出疑惑(異様に低い平均年齢、平均年齢計算間違い)も、審議の議事録の開示、審査日程の開示等々について、行政訴訟による情報の開示を求めることが出来るようだ。

審査委員の個人情報開示は難しいが、上記に挙げた最も基本的な審査委員選出過程の開示、決定根拠の開示、審議日程の開示、その中でどんな審議決定がなされたかの開示、審議会場の開示、また実際の議決書を書いた人物の開示などが挙げられる。

今までは、これらは全てブラックボックスである。これらの情報開示は自分たちがやましくなければなんら公開しても不利益にならないものである。

また吉田弁護士が読売新聞に話したとされる、暴力団組長が関与した判例を審査委員に提示した件などの情報公開などについても上記のレクの中で議論されていた。

櫻井教授の話を聞いて好きになったのは、裁判というものは、犯罪者を証拠が足りず逃すのはあるかもしれないが、しかし無辜(無実)の人を陥れることはあってはならないと述べたことである。最近行政法も変わって、訴状の論理が正しければ、その訴訟の門戸もかなり開かれてきたと話されたのには救われた。特に地裁の50歳台の裁判官は画期的な判決をするようになった例を上げていた。

今回、偶々小沢氏の議決で行政訴訟することになったが、これは小沢氏個人の問題でないことが益々明らかになった。正に国民全体の問題であることを確信した。なぜなら、ある特定の個人を抹殺しようと思えば、幽霊告訴人でも告訴申請人なることが出来るからである。さらにその告訴を受理、承認する検察審査会の事務局がどんな基準で運営されているかもわからない。こんな恐ろしい世界はない。

マスコミは、この件を小沢氏が政治生命の延命のための訴訟として、出来るだけ矮小化しようとしている。全てのマスコミがそうである。こんなマスコミに本当に腹が立つ。

この訴訟は小沢氏個人の訴訟ではない。暗黒検察審査会の制度そのものを正すための国民全体の訴訟であるともう一度言いたい。我々はそうとらえるべきである。

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