国民に目立たないように水面下で米軍基地移転問題が動いている

鳩山政権退陣前の普天間基地移転の報道は異常だった。日本のマスコミは日本の県外、国外基地移転という願いを否定する広報機関のように米軍、政府関係者の意見を流し続けた。

また普段は米国紙の紹介はめったにしないのに、こと日本の願いと反する基地移転に関する記事はどんどん紹介し鳩山政権を追い込んだ。

その象徴的な記事が「ルーピー鳩山」であった。この「ルーピー」という訳も「バカな」ということではなく「どうどうめぐり」というようなつもりで使ったと書いた記者自身が述べていたが、陸山会事件で石川議員が水谷建設から5000万円をもらったという報道のように、TVしか見ていない民衆にはその報道だけが刷り込まれてしまった。

今報道で断片的に米軍基地移転、米軍(米国政府)の動きが報道されている。以前のように洪水のような情報ではないが水面下でいろいろ動きが出ている。マスコミは当然全体的な情報を掴んでいると思うが、どうも断片的に流しているように思える。以下にその記事のいくつかを紹介したい。

政府と地元で「新協議機関」 普天間問題で前原沖縄担当相
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100731/plc1007311949011-n1.htm
2010.7.31 19:45
 前原誠司沖縄担当相は31日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、政府が近く、沖縄県や地元自治体と対話を進める新たな協議機関を設ける方針を示した。訪問先の同県名護市で記者団に語った。
 前原氏は、「官房長官を中心に具体的な話を地元や関係者と重ねていくと思う」と協議機関設置に言及。その上で、「近々、官房副長官が沖縄に来られて、いろんな話を伺うと聞いている」と述べた。


この報道などは単に事実が述べられているだけでTVにも出て来ない。また当然地元で名護市関係者と会って話をしているはずであるが名護市側のコメント等は一切出て来ない。完全に箝口令が敷かれているのであろう。鳩山政権の轍を踏まないと言う菅政権のやり方を象徴している。

在沖縄海兵隊のグアム移転を先送り 普天間の8月決着には期待感
2010.7.28 01:08
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100728/amr1007280110000-n1.htm
 【ワシントン=佐々木類】米下院軍事委員会は27日、日本の安全保障に関する公聴会を開いた。米海軍省のファネスティール次官補は公聴会に提出した書面証言で、2014年までに完了する予定の在沖縄海兵隊約8千人と家族約9千人のグアム移転について、グアムのインフラ(社会基盤)整備の遅れを理由に先送りする考えを示した。
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設とセットである海兵隊のグアム移転が米側の事情で、日米で合意した目標期限から遅れることになる。普天間移設をめぐる調整の大幅な遅れとあわせ、米軍再編の全体計画への影響は必至だ。


思いやり予算:さらに増額を 米国防次官補が要求
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100729rky00m040002000c.html
 【米ワシントン27日=与那嶺路代本紙特派員】グレグソン国防次官補は27日の下院軍事委員会の公聴会で、在日米軍駐留費の日本側負担(思いやり予算)について、「削減すれば友好国や敵国に対し日本が自国防衛に真剣でないとのメッセージを送る」などとして、むしろ増額すべきだと主張した。
 来年3月に切れる思いやり予算の特別協定で、日米両政府は今月から改定交渉に入っている。グレグソン氏は、厳しい財政事情から減額する方針の日本の態度にくぎを刺した。


米海兵隊移転予定のグアム、整備負担増も視野
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100729-OYT1T00904.htm
 仙谷官房長官は29日の記者会見で、沖縄の米海兵隊要員が移転する予定のグアムの社会基盤整備が遅れ、米軍普天間飛行場移設にも影響する懸念が出ている問題について、「日米で(整備を)前向きに行う前提で、詰めた話し合いをやっていくつもりだ」と述べた。
 グアム整備での日本側の負担増も視野に、日米間で協議する考えを示したものだ。
 ゲーツ米国防長官は6月、北沢防衛相あてに、グアム整備で日本の一層の協力を求める書簡を送っていた。政府筋は、防衛相も前向きに協力する、と返信したことを明らかにした。
(2010年7月29日20時51分 読売新聞)


前述の前原沖縄担当相の動きと同じ時期に、米国から普天間から米軍移転が2014年以降にずれ込むこと、ついては沖縄における「おもいやり予算」のより一層の負担増を要求していること、またさらにひどいのはグアムへの移転のための整備費もさらなる増額を要求している。

これら一連の動きは完全に水面下では同じ水脈で繋がれていることは間違いない。国民に対しては目くらましである。

確か2日前の朝日テレビの報道ステーションに寺島実郎氏がコメンテーターと出席して上記の米軍基地問題について話していた。

その中で、世界の米軍基地の中で7割も駐留経費をもってくれている国は日本だけであることを述べ、米国政府は今後軍事を3割削減する方針を決定したそうである。

その中で米国は日本に基地を置いておく方が米国内に基地を持つよりはるかに経費が掛らないことを述べた。米国にとってますます日本の基地の重要性が増す中で、今後日米の軍事関係の在り方を考える上で非常に大事な時期になっていると述べていた。

沖縄の思いやり予算増額、グアム移転費増額も寺島氏が述べた米軍経費削減とリンクしていると考えるのが妥当であろう。

今北朝鮮の緊張状態も、映画のように深読みすると沖縄基地の重要性を日本国民に知らしめ、日本の負担も止むを得ないと刷り込むための演出かもしれない。

米軍基地を国外移転したいというような日本政府は米国にとって危険極まりないと思われているようである。またその考えはどうも米政府だけでなく、日本のマスコミ報道を見ていると日本のマスコミも加わった強大な勢力がいるように見える。

日本は米国の軍事支配の中で沖縄基地固定化はますます避けられないように思える。鳩山政権でその体制の打破を模索したが、沖縄が命の社民党が鳩山政権を潰した形になったのは皮肉であった。官僚に取り込まれた菅首相では政権基盤の弱さから自民党政権以上に米国に逆らえないと思われる。

今日本の政界を見渡して何か筋を通して信念を持って世界に物を言ってくれると思われるのは小沢氏ぐらいと考える。代表選挙には一民主党のためでなく、日本を救うため立ってほしい。


日頃、ご支援ありがとうございます。少しでも広く読んで頂くため、以下のランキングに参加しています。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村****←何か感じましたらクリックお願いします。
人気ブログランキングへ****←お手数ですがもう一度クリックお願いします。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 10

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス ナイス ナイス ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック