菅総理に代表質問と小沢氏関連雑感

昨日の菅首相の国会での代表質問を聞いた。首相が替われば、随分答弁の印象も変わるものである。

鳩山前首相の愚直で、まじめに言い過ぎという批判はあるが、政治家として自分の言葉で全て答えようとする態度に共感していた。特に、鳩山氏の所信演説で、命を守ろうと何回も言ったとしてバカにする人も多いが、私は日本の政治史の中でこのような所信演説をした指導者が居たことを誇りに思う。鳩山氏がインドのガンジー氏を意識しての演説であることは間違いない。裏で何を考えているかわからない指導者より余程いい。

それに対して、菅首相の今回の答弁は、官僚の作った資料をひたすら棒読みに終始した。時々、見ないで話す部分は、野党に対する弁解と挑発であった。特に棒読み部分は、早口競争のように話した。鳩山氏のように愚直に人に理解してもらおうというような態度では無かった。

また、野党党首が質問の間も、答弁書にマーカで線を引いたり、資料ばかり見ていた。ひたすら、野党にボロを出さないように、官僚が作った答弁書から一歩も出ないものであった。

そういう意味で、同じ民主党でも随分変わってしまったという印象であった。最近マスコミで「逃げ菅」という表現が使われているが、政権運営もクリーン、クリーン、透明、透明と言っておきながら変質し出している。政権を実際に運営し出して、鳩山・小沢氏の苦労がわかり出したのではないか。

今回の野党質問で非常に印象に残ったのは、民主党会派を出て、国民新党と共同会派を組んだ田中康夫氏の質問であった。鳩山・小沢政権が無くなり、明らかに菅政権に挑戦し出した感じである。

特に、菅政権が増税を言い出していることに対して、公務員の給与をカットすべきと述べ、特に地方公務員の給与を10%カットすれば2兆円程度出てくる、これをやらずして増税をやるべきでないと述べている。

この主張は、河村名古屋市長の発言と歩調を合わせている。政治の根本は税金で、税金を下げない限り行政改革はあり得ないということである。小沢氏が表舞台から引いてから民主党も、かなり変容し出してきている。

最近、小沢氏が熊野古道を歩いた報道があった。この行動を政治の表舞台から身を引く行動であると書いているブログも見受けられる。

しかし、私は自分の願望としても、小沢氏はまだ表から引きさがってほしくはない。マスコミにコケにされ、小沢=悪というイメージのまま身を引かれるのは、社会正義として断じて許せない。

今の菅政権も、キャミソール荒井大臣の事は辞める必要はないと言いながら、小沢氏=汚い政治家ということを最大限利用して、人気回復している。

また小林議員にも枝野幹事長が早く辞めろと催促して辞めさせた。これも、検察の恣意的な捜査がなければ辞任にはならなかった訳で、荒井議員なども意図をもって検察が入れば皆逮捕されてしまうような事件であると思っている。

小沢氏の動向、その支持者の声を見るために、時々陸山会のWEBを見に行く。ここには、選挙情報やこれから期待する声がたくさん寄せられている。掲示されるまで2、3日掛るぐらい多い。ここを読むと熱狂的な支持者がたくさんいることがわかる。

今の執行部のやり方への不満、また政策の変質を憂いている意見がほとんどである。また党を割って小沢氏が目指す政治を目指してほしいと意見もかなりある。小沢氏はよくネット社会では世論は違うと言うことがある。これは明らかに陸山会に寄せられる、これらの意見を見ていると思われる。

田中康夫議員がメインで「田中康夫のにっぽんサイコー!」というBSの番組がある。先日の番組で、田中氏は民主党会派から離脱したことを受けて、現政権にかなり批判的な意見を述べた。今の政権は、都市型の浮動票をターゲットにしたポピュリズムに走っていると批判した。それに対して、小沢氏の政治は地方、農村のひとりひとりの固定層を狙ったもので、明らかに政治概念が違うと述べていた。自分は小沢氏の考えに近いことを述べ、自民党とは違う、新たな地方に根差した新保守の政治を樹立しなければならないと述べていた。

最近、民主党との友党である鈴木宗男議員のブログを見ると、民主党政権に対して微妙に発言内容が変化してきている。菅政権に対して、少し距離を置きだしたように感じられる。鈴木宗男氏は小沢氏と大変近い。その目指している政治も自民党から飛び出した地方重視の保守系の政治である。

一方、保守の代表と言われている自民党は正統保守と言っているが、どちらかと言うと過去60年間に亘るDNAを内蔵した古い保守である。世論調査を見ても、もう復活はあり得ない。したがって、現政権の都市型政治に対抗する二大政党として、もはや自民党ではないということである。今の現政権の民主党体質と異なる新たな対立極が必要になる。

ここは、小沢氏を中心として、田中康夫氏や鈴木宗男氏、田中真紀子氏のように自民党を飛び出した議員による新たな対立軸を作ることを期待している。


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