明石歩道橋事故の裁判において「全面可視化」取り調べの突破口を開け!

兵庫県明石市で、2001年7月に11人が死亡した歩道橋事故で、神戸第二検察審査会の決議を受けて、榊元明石副署長の業務上過失致死罪で強制起訴する検察官役の弁護士3人が、元副署長らの取り調べの際に全過程を録音・録画する方針を固めたという。実現すれば全国初の「全面可視化」となる。

日本弁護士会は、警察、検察の取り調べ段階からの「全面可視化」を求めている。その基本方針に沿った措置である。これが、実現されれば、警察、検察による事件取り調べの全面可視化が史上初となり、画期的な取り組みである。

今まで、警察、検察は、全面可視化を行うと、取り調べが困難になるとして堅く拒否している。本ブログ、他のブログでも数多く、警察、検察の取り調べの状況が伝えられている。長時間に亘り、身体的、精神的にも追い込んで自白させる手法が使われている。この手法が、全面可視化が導入されると使えなくなる。今回、元署長にとっても人権が守られ、また起訴した被害者側も、どんな判決でも納得するであろう。

今回の全面可視化が、一度でも行われる意義は非常に大きい。もう、警察、検察も、過去に例がないとは言えなくなるからだ。官僚組織の壁は、前例がないからやれないと言う。前例がなく、どのような影響があるか不明であるからやれないという。このロジックが使えなくなる。したがって、今回の「全面可視化」は全国に先駆けて模範となる裁判にすべきである。

鈴木宗男議員が、政府に「全面可視化」について質問主意書で、執拗に政府に可視化の推進に向けて努力している。以下に質問と政府回答の一部を示す。

質問主意書:
一 現在一部のみで行われている警察、検察における取調べの全面可視化に関し、過去の答弁書(内閣衆質一七三第七五号、一一一号)では「被疑者の取調べを録画等の方法により可視化することについては、その実現に向けて、幅広い観点から着実に検討を進めている」旨の答弁がなされているが、取調べの全面可視化の実現に向けた検討は、現在どの様な進捗状況にあるのか説明されたい。
二 昨年十月十三日、千葉大臣は閣議後会見で、取調べの全面可視化について、法務大臣、副大臣、大臣政務官の政務三役と刑事局担当者らをメンバーとする勉強会を法務省内に設置することを発表している。右勉強会において、これまでどの様な検討がなされてきたのか説明されたい。
三 過去に参議院において、取調べの全面可視化実現を目指す法案が二度提出され、採決がなされていると承知する。右の採決に際し、千葉大臣はいずれも賛成を表明していると承知するが、確認を求める。
四 千葉大臣として、過去の採決において取調べの全面可視化実現を目指す法案に賛成を表明しているのなら、勉強会の設置も結構であるが、そこでの検討に時間をかけるよりも、一日も早い実現に向け、行動するべきであると考える。様々な検討が必要なことは確かだが、それは法案を提出してから審議すれば良いことである。千葉大臣として、今国会中に右を実現させるべく、早期に法案を提出する考えはあるか。

政府回答:
被疑者の取調べを録画等の方法により可視化することについては、法務省内の勉強会、国家公安委員会委員長の研究会等(以下「勉強会等」という。)において幅広い観点から着実に検討を進めている段階であって、その結論を得る時期をお示しすることは困難である。勉強会等においては、当面、取調べの可視化の効果としてどのようなものが考えられるかなどの検討すべき論点を整理するとともに、諸外国の法制度等について調査・検討することとしており、鋭意、作業を進めているところである。


政府の回答、つまり法務省の千葉大臣の回答は、言質を取られないためか、悠長に勉強会をやっている程度である。法務省としては、やりたくないのは見え見えである。今回の「全面可視化」が行われれば、国で「勉強会」などと言って逃げている内に、それを飛び越して先鞭を付けてしまう。もう、前例がないとは言えなくなる。

この中で、全面可視化が取り調べの中で、不都合なことがないこと証明し、警察、検察の不当な取り調べから国民の身を守る突破口を開いてもらいたい。国民の期待は大きい。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村****←何か感じましたらクリックお願いします。
人気ブログランキングへ****←何か感じましたらクリックお願いします。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック